京都・嵐山の福田美術館で「幸せになりたい!」展 仏画と吉祥画59点
福田美術館で「幸せになりたい!」展 仏画と吉祥画59点

京都・嵐山の福田美術館(京都市右京区)で、企画展「幸せになりたい!―祈りの絵画―」が開かれている。仏の姿や物語をテーマとした「仏画」と、縁起の良い動植物を取り上げた「吉祥画」を中心に、計59点を展示。作品に込められた画家と観る人々の多様な祈りに光を当てた構成となっている。

第1章は明治以降の仏画を中心に

会場は3章構成で、第1章は主に明治以降の仏画をピックアップ。祈りの対象として長い歴史を持つ仏画に、西洋絵画の陰影や光の表現を取り入れることで、宗教画の新たな可能性を追求した作品などが並ぶ。

また、京都を代表する日本画家、入江波光(1887~1948年)に注目。波光は昭和以降、画壇から距離を置き、晩年は法隆寺金堂壁画の模写にも取り組んだ。会場では自身の内面を見つめながら、独自の仏画を生み出した波光の「聖観音」など10点を展示している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

第2章は吉祥画、第3章は東山魁夷

第2章は七福神や松竹梅など縁起が良いとされるモチーフを描いた吉祥画を展示するとともに、意味なども解説。このうち初公開の「大黒白鼠初夢図」(根本幽峨)は、大黒天が「一富士、二鷹、三茄子」の初夢を見ているというユーモラスな作品となっている。

第3章は同館のコレクションから東山魁夷(1908~1999年)の「山峡朝霧」など10点を展示。魁夷が作品に込めた心の奥底に潜む思いや平安への祈りを感じることができる。

会期は9月6日まで(8月18日休館)。観覧料は一般1500円ほか。問い合わせは同美術館(075・863・0606)。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ