祇園祭山鉾建て開始、長刀鉾が先陣 昨年から1日前倒し
祇園祭山鉾建て開始、長刀鉾が先陣 昨年から1日前倒し

祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)に向け、山と鉾を組み立てる「山鉾建て」が9日、京都市中心部で始まった。各山鉾町で作業が順次開始され、宵山期間を迎える14日には全23基が姿を現す予定だ。

長刀鉾が先陣、作業を前倒し

先陣を切って作業を始めたのは、巡行で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾。例年は10日から作業を始めていたが、深夜に及ぶこともあり、昨年から1日前倒ししている。作業は午前7時頃から四条通で始まり、通行人が足を止めて見入る中、職人ら約20人が鉾の土台や足場を設置した。鉾は荒縄だけで部材を固定する伝統技法「縄絡み」で組み立てられる。

保存会の思い

長刀鉾保存会の資材方顧問、岡本幸三さん(82)は「梅雨明けして、さらに暑くなる。職人の負担を減らしながら、今年も事故なく巡行したい」と語った。昨年からの前倒しにより、暑さ対策と作業効率の向上が期待される。

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山鉾建ての見どころ

山鉾建ては、祇園祭のハイライトの一つであり、町衆の結束と伝統技術が光る作業だ。特に「縄絡み」は釘を一切使わない技法で、職人の熟練した技が求められる。各山鉾町では、14日までに続々と作業が行われ、宵山や巡行に備える。

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