争うことが苦手な妻・帆花は、夫の浮気を知っても問い詰めることができず、感情の行き場を夜食に求めるようになる。浮気の日に作る背徳的な夜食は、怒りや悲しみを押し込めるための小さな逃げ場だった――。 『サレた日には夜食を』(原作:沫原ちみ 漫画:ぺぷり/KADOKAWA)より、一部を抜粋してご紹介します。
夜食に込められた感情の逃避
帆花は夫の浮気を知りながらも、直接対決する勇気を持てず、その代わりにキッチンで夜食を作ることで感情を発散していた。特に浮気があった日には、普段は作らないような高カロリーで背徳感あふれるメニューを選び、怒りや悲しみを一時的に忘れる手段としていた。夜食は彼女にとって、現実から逃れるための小さな避難所となっていたのである。
妊娠がもたらした決意
やがて帆花は自身の妊娠を発見する。守るべき存在ができたことで、彼女は初めて現実と向き合う決意をする。夫と浮気相手の裏切り、命の危険、そして自分を犠牲にしてきた過去――それらを直視し、夜食を通じて自分の感情を取り戻した帆花は、証拠を集め、仕事と人生を取り戻すための行動に出る。
復讐ではなく未来を選ぶ
復讐の先に彼女が選んだのは、怒りではなく、自分と子どもの未来を生きることだった。『サレた日には夜食を』は、夜食をキーワードに、裏切りと再生を描く物語である。原作は沫原ちみ、漫画はぺぷりが手掛け、KADOKAWAより刊行されている。



