田村芽実がひとり劇団「小梅ちゃん」旗揚げ、音楽劇でもミュージカルでもない新感覚に
田村芽実がひとり劇団「小梅ちゃん」旗揚げ、新感覚の舞台に

ミュージカル主演などで今年、快進撃を続ける田村芽実が、ひとり劇団「シアターユニット小梅ちゃん」を今年2月に設立し、旗揚げ公演「オンリー・ロンリー・ガールガールガール―普通になれなかった私たちに捧ぐ物語―」を上演する。企画・脚本・演出・出演を担う田村に話を聞いた。

「心の家族」を描いた旗揚げ公演

「小梅ちゃん」は公演のたびにクリエイターや俳優たちを集め、作品を作り上げていく。今回の舞台は、東京の片隅にある古びたアパート。幼い頃、児童養護施設で育ったアイカ(田村)、シオリ(伊藤かの子)、ヨツバ(原田真絢)の3人がそれぞれの夢を語る中である事実が明らかとなる。

「血はつながっていなくても家族以上に分かり合えることがあるのではないか。『心の家族』みたいなものを描いてみたかった」と田村は語る。伊藤と原田とはかつて別の舞台で共演した仲で、「実力派の2人をぜひ見てもらいたいという思いでキャスティングした」と話す。

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音楽は吉澤嘉代子が担当、新感覚の舞台に

音楽をシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子が担当し、一部楽曲を書き下ろしてもらった。元々吉澤のファンで、歌手活動においては吉澤に楽曲を作ってもらったこともあるという田村は、「嘉代子ちゃんの歌は情景がまぶたの裏に浮かぶ。ストーリー性が高いので舞台にぴったり。これまでにない音楽の使い方を考えており、音楽劇でもミュージカルでもない新しい感じになれば」と語る。

1998年生まれ、群馬県出身。アイドルグループ「アンジュルム」の元メンバーで、歌手と俳優活動を並行する。今年はじめに大作「PRETTY WOMAN The Musical」で主人公のコールガール・ヴィヴィアン、5月のミュージカル「GYPSY」では大竹しのぶ演じるステージママに振り回されながらショーのスターとなるルイーズを務めた。共に後半でがらりと変身する役柄をオーラを出して演じきった。「自分としても今年はステップアップの年になったと思います」と笑顔を見せる。

日本発の作品を届けたい

「華やかな海外ミュージカルは本当に楽しい」と話す一方で、「群馬の田舎で育った自分らしさを使わずに芝居をしている感覚はある」と複雑な思いも明かす。「もっと日本発の作品が増えてもいいのでは。そんな思いも『小梅ちゃん』には込めている。これからも作品を発表していきたい」と夢を語った。

公演は東京・有楽町のI'M A SHOW(アイマショウ)で10月1~7日。児童養護施設の子どもたちなどを無料招待する企画も予定している。問い合わせは03・6459・3665。

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