カンテレ・フジテレビ系の新ドラマ枠「水ドラ★イレブン」の第1弾作品『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』が、きょう7月1日より放送開始となった。主演を務めるSUPER EIGHTの横山裕と共演の関水渚が取材会に出席し、作品への意気込みや撮影の舞台裏、互いの素顔について語った。
原作の魅力と映像化への期待
本作は、講談社『good!アフタヌーン』で連載中の人気漫画を実写化したサスペンスドラマ。一匹狼の刑事・磯貝史郎(横山)と、殺人鬼に触れると“殺した人数”が見える特殊な第六感を持つ黒井ヒナタ(関水)が、大切な人を奪われた復讐のために秘密裏にバディを組み、日常に潜む連続殺人鬼に立ち向かう。
横山は原作を読んだ第一印象について、「すごいお話の続きが気になったのと同時に、『これがどうドラマ化されるんやろう?』って純粋に頭の中に“はてな”が浮かびました。ヒナタの特殊能力がどう映像化されるのか、うまいことハマったらめっちゃおもしろい作品になるなというワクワク感がありました」と期待を語った。
これまで数多くの刑事役を演じてきた横山だが、今回の磯貝は従来のイメージとは異なる。「今回は泥臭くて昭和っぽい。猟奇殺人犯に殺されたと確信している婚約者がいて、『犯人を見つけたら殺す』と復讐を優先させる危うい男です。複雑な人間ドラマが絡んでいくストーリーに引き込まれました」と説明した。
関水はヒナタについて、「展開がいつも読めなくて、『そうなるんだ!』という驚きがいっぱいの本当におもしろい作品です。ただ、役作りは大変ですね。実際にその能力は手に入らないので、数字が見えたときのリアクションや悩みをどこまで想像してアプローチできるかが勝負だと思っています」と難役に真摯に向き合う姿勢を見せた。
初共演の2人、息の合った掛け合い
初共演となる横山と関水。互いの第一印象について、横山は「初めて会ったとき、すごいよく笑う方やなって思いました。現場がパッと和むというか。いてくれるだけで助かるんです。笑ってくれるだけでいいんだよ。最初は『もしスンっとされたらどうしよう』と思ってたので」と関水の笑顔が現場の支えになっていると語った。
関水は横山の頭の回転の速さに圧倒されたという。「ツッコミがめっちゃ速くて、『そんなのよく思いつくな!』っていうツッコミをされるので。まだ少ししかお会いしてないんですけど、現場でも引っ張ってくださるので『もう大丈夫だ!』って思いました」と信頼を寄せた。
横山はその瞬発力の原点について、「周りから『おもしろいこと言え』っていう環境で育ってきた節はあります。関西って“おもしろいが正義”っていう部分があるから。あと僕らの会社に入ったときも、『お前ら関西やねんからなんかおもろいことやれ』っていう目で見られていたのもあります」と分析した。
意外な弱点と対照的な素顔
プライベートの話題では、関水が絵を描くのが好きだと告白。横山が「えー!…え(絵)ーやって、うわ、恥ずかしい」とダジャレになったことに気づいて赤面する場面もあった。
お酒の話題では、関水が「仕事の前の日は残ると嫌なので飲まないようにしています」と話すと、横山は「ちゃんとしてるわぁ」と感心しつつ、「僕はね、『今日は絶対に飲まないでください』って言われても大概は飲んじゃうくらい、すごいお酒が好きなんですよ」と明かした。
ショッキングな映像への耐性については、2人の意外な弱点が明らかになった。横山は「僕、ホラー映画は怖いと思わないんです。でも注射のシーンはダメなんですよ。自分が注射を打つのも見られないです。血だらけとかオペのシーンでお腹を切って中が見えてるのとかは、平気で見られるんですけど」と注射嫌いを告白。関水は「私は真逆ですね。注射のシーンは別に大丈夫なんですけど、逆にホラー映画とか、血のりの生々しい描写とかがめっちゃ苦手なんです」と話し、互いの苦手分野が完全に反転していることが判明した。
シリアルキラーへの考察と日常への影響
劇中で対峙するシリアルキラーについて、横山は「シリアルキラーって本当に世の中にうまく溶け込んでんねやろうな、ということですね。溶け込み方が上手いからこそ捕まりにくいんやろうし、目的のためには手段をいとわない。誰がそうなのか本当に分からない怖さがあります」と語る。その結果、日常でも「いい人に見える人ほど……」と人間観察をすることがあるという。
関水も「原作を読んでいると『えっ、この人が……!?』という驚きの連続でシリアルキラーたちが登場するので、最近は日常生活でもちょっと人を疑ってしまうというか、探偵気分になっちゃっています」と作品の影響を明かした。
ビジュアルの見どころと過酷な撮影
関水は原作に寄せるため「髪の毛をちょっとわかりづらいんですけどピンクに染めて、姫カットにしました。これは今だけしか見られないかなと思います」と笑顔。また、ヒナタが連続殺人鬼のターゲットになりすますため、髪型やファッションを自在に変える「七変化」も見どころだ。
一方、横山は真夏の撮影で革ジャンを着用することに「夏のスーツってめちゃくちゃ大変なんすよ。それなのに今回、原作通りとはいえ僕の衣装に革ジャンが用意されていて『どうかしてるな』と」と苦笑い。しかし、「外は暑いですけど、その熱さがまた、活力みたいに映像にも映ると思うので、汗かきながら熱いものを届けたいです。不器用ながら頑張るアクションシーンにも注目してほしいですね」とプロ意識を見せた。
これからのバディ感と視聴者へのメッセージ
2人のバディの見どころについて、横山は「台本を読んでも、2人の掛け合いにはすごく良いテンポ感があります。作中での『ジェネレーションギャップ』みたいな掛け合いも楽しんでいきたいですね」と語る。関水は「劇中で、私は横山さん(磯貝)のことをおじさん扱いしてうるさく言わなきゃいけないんですけど、横山さんは全然おじさんじゃないので」と恐縮しつつも、「劇中では言えるように頑張ります!」と宣言した。
最後に横山は「タイトルはすごくキャッチーでインパクトがあるんですけど、それに負けないくらい話の中にすごく引き込まれます。皆さんが予想もしなかった展開が待っていますので、まずは第1話、ちょっとでもいいので大きく書いてください!よろしくお願いします!」と茶目っ気たっぷりにアピールした。



