お笑いタレントの明石家さんまが、6月20日に老衰のため91歳で死去したシャンソン歌手で俳優の美輪明宏さんを追悼した。さんまは4日放送のMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(毎週土曜22:00~23:30)で、「美輪明宏さんが亡くなられて……」と沈痛な声で切り出した。
初対面は散歩中の偶然「幸せそうね」
さんまは、娘のIMALUが生まれる際、なかなか生まれず医師から「歩いてください」と言われ、妻の大竹しのぶと約1週間散歩していたことを回顧。その最中、美輪さんが近所に住んでおり、ピンクのジャガーに乗って通りかかったという。「窓が開いて、美輪さんが“幸せそうね”って言って去って行かれて。それが美輪さんと初めてバッタリ会った日」と振り返った。
仕事への熱意と尊敬の念
「美輪さんとやりたいがために、深夜にわざわざレギュラー番組をやって」と語り、共演を熱望したことを明かした。「美輪さんは、いろいろ世話になったり。雑談してるだけで、ありがたいねん。こっちは」と感謝。「会うのが楽しみで。だから、美輪さんとはよくお仕事をさせてもらって。こっちから指名。“美輪さんと”って。とにかく会いたくなる人で」としんみり語った。
子供のころに長崎で被爆し、戦後の日本を生き抜いた美輪さんに対し、「とんでもないハングリー精神というか。反骨精神で生きてこられて。それでも堂々と。過去の話を聞くと、“へぇ、すごいっすね……”しか」と尊敬の念を込めた。
「神に近づいた人」と惜しむ
また、「“こうしたほうがいいわよ、ああしたほうがいいわよ”って言うことは、全部間違っていようが、こっちが正しいんだ!って思うような存在やな」と美輪さんの存在感を表現。「もうホントに神に近づいた人だった気がするわ」としみじみ語った。「いろんなことを教えていただいて、いろんな話を聞かせていただいて。本当に俺は幸せでした」と感謝を述べた。
一方で、「その2週間前に玉緒さんですから……。俺が世話になったすごい人たちが、亡くなって……」と、5月に死去したタレントの笑福亭笑瓶さん(本名・玉緒)にも触れ、胸中を吐露。「世話になった人がなんでやねん?こんだけ俺が大事にしてた人がなんでやねん?って思うけど。“そや、歳や”って」と、自身の年齢を痛感している様子だった。
なお、同番組は放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。



