日渡早紀によるSF少女漫画『ぼくの地球を守って』が、初めて実写ドラマ化されることが決定した。広瀬アリスが主演を務め、三木孝浩監督がメガホンを取る。Prime Originalドラマとして、2027年秋にPrime Videoで世界独占配信される。
累計1600万部の輪廻転生SFロマン
原作は、1986年から1994年まで「花とゆめ」(白泉社)で連載された輪廻転生SFロマン。前世の記憶に翻弄される高校生たちの愛と葛藤を描き、シリーズ累計発行部数は1600万部を突破している。連載開始から40周年を迎えた現在も、第3章『ぼくは地球と歌う』が「メロディ」(同社)で連載されている。
物語の舞台は、現代の東京と、はるか昔の月基地。植物と会話できる不思議な能力を持つ高校生・坂口亜梨子は、同級生たちが自分と同じ“前世の夢”を見ていることに気付く。夢の中の彼らは、異星の科学者として月基地で暮らし、遠くから地球を見守っていた7人の仲間だった。一方、亜梨子の隣家に住む小学生・小林輪は、ある事故をきっかけに月基地で木蓮を深く愛した人物の人格が覚醒する。前世での激しい愛と罪、現世で生まれる新たな絆が交錯し、やがて隠された真実が明らかになっていく。
広瀬アリスが木蓮役、三木監督が叙情的映像で描く
広瀬が演じるのは、月基地のメンバーであり、物語の鍵を握る木蓮。仲間たちに深い愛情を注ぎながら、誰にも明かせない“大きな秘密”を抱える人物で、その存在が時を超えて亜梨子たちの運命を揺さぶる。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016年)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年)、『ほどなく、お別れです』(2026年)などを手がけた三木監督が、前世と現世を行き来する壮大な物語を、叙情的な映像で描き出す。月基地や宇宙空間、超能力などの映像表現は、VFXスタジオ「THE SEVEN」が担当。アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(AACA)のVFX部門でグランプリを獲得した技術を生かし、長年“実写化不可能”とも言われてきた作品世界を構築する。
キャスト・監督・原作者のコメント
広瀬アリス(主演:木蓮役)は「はて、私はどんな役?異星人?この規模の世界観をどうやって作るんだ!!!とハテナばかり浮かびましたが、クランクインしてセットに入って超感動しました。とにかく大きなセットの中で木蓮をぜいたくに演じさせていただきました。なじみのないせりふとなじみのない衣装、メイクがとにかく楽しくて、夢中になって木蓮を演じていました。前世と現世のお話なので、現場に現世メンバーの若い役者さんが、お芝居のヒントを得るためにみんな観に来てくださったり、新鮮な経験をたくさんさせていただきました。ファンの多い作品ですので、みんなで原作を読み込み、そして台本を読み込んで挑みました。不思議な世界観をぜひお楽しみに」とコメントした。
三木孝浩監督は「映像化したい漫画はありますかと尋ねられた時、いつも答えていたタイトルが、この『ぼくの地球を守って』でした。前世の記憶を持つ少年少女たちが記憶に翻弄されつつも、葛藤や戸惑いの中で、人を愛する美しさや痛み、エゴとも向き合い、不完全で時に残酷な現実に生きる、不器用な「今の自分」を肯定していく姿に心震えました。伝説的傑作として長年愛され続けてきたこの物語が宿す「熱量」と「祈り」を大切にしながら、実写ドラマだからこそ表現できる映像美と情感を込めて、この作品を描きたいと思っています」と述べた。
日渡早紀(原作『ぼくの地球を守って』著者)は「ずいぶん昔に描かせていただいた作品です。今、この時代にドラマ化していただけるとのことで、著作者本人も大変驚いております。どんな感じでコメントしようかなぁ……と、めっちゃ悩みましたけど……とりあえず脚本の段階までは、私も監修という形で関わらせていただいております。映像化された完成品は(このコメント段階では)未視聴なのですが、読者の皆さまと同じバクバク目線で臨みたく思いますっ。祭りだと思って!!ぜひともに楽しみませう!!」とコメントした。
バディ・マリーニ(Amazon MGMスタジオ日本責任者)は「月基地、前世の記憶、時を超える愛――これほど壮大な物語を実写で届けることは、大きな挑戦です。しかし、30年以上にわたり読者の心をつかみ続けてきた、この原作の力があれば、必ず世界中のお客様の心を動かせると信じています。広瀬アリスさんが体現する木蓮の神々しさと、三木孝浩監督が紡ぐ美しい映像世界を、ぜひ楽しみにしていてください」と語った。



