「石岡?」
日村は聞き返した。「石岡譲治か?」
「何で知ってるの?」
「健一の件で、色々調べているんだよ。おまえにちょっかいを出そうとした三人組の中の一人が石岡譲治なんだろう?」
「へえ……」
香苗が目を丸くする。「やっぱりヤクザってすごい」
「妙なところで感心するな。その愛瑠とかいうやつに石岡がついているってのは、どういうことだ?」
「石岡も愛瑠の言いなりなんだよ」
「何か弱みを握られているのか?」
「弱みって言えば弱みだよね」
「どんな弱みだ?」
「片思い」
「石岡が愛瑠に惚れているってことか?」
「愛瑠はそれを利用しているわけ」
「利用?」
石岡の片思い
香苗によると、石岡は愛瑠に惚れており、その気持ちを愛瑠が利用しているという。石岡が愛瑠の言いなりになっているのは、弱みとして片思いがあるためだ。
日村の疑問
日村は石岡が愛瑠に惚れていることを確認し、愛瑠がそれを利用していると聞いて驚きを隠せない。香苗は石岡の気持ちを利用する愛瑠の行動を淡々と語る。



