俳優の吉田仁人(M!LK)、紫吹淳、風間杜夫が、リーディングドラマ『ナビレラ』に出演することが8日、発表された。
韓国大ヒットコミック『ナビレラ』は、2022年にアイズナー賞のベストウェブコミック部門にノミネートされ、Netflixで配信されたドラマ版は世界中で涙と共感の輪を広げた。今回のリーディングドラマは、3人の出演者ですべての登場人物を演じる。
吉田仁人が若きバレエダンサー役、紫吹淳&風間杜夫が多彩な役を担当
吉田は、夢を失いかけていた23歳の若きバレエダンサーのイ・チェロクを演じる。幼いころからダンスに打ち込み、弛まぬ努力を重ねてきた吉田が、夢を追い続ける青年の迷いや葛藤、シムとの出会いを通して少しずつ成長していくチェロクをみずみずしく演じる。
紫吹は、チェロクが通うバレエ団の団長をはじめ、さまざまな登場人物を演じながら物語を導く語り手を務める。幼少期から親しんできたバレエで培った豊かな身体表現と、気品あふれる存在感を生かし、一人ひとりの人物を鮮やかに演じ分ける。
風間は、人生の終盤に長年の夢だったバレエに挑戦するシム・トクチュルを演じる。家族のためだけに生きてきた男が、70歳で人生初の夢に挑戦するひたむきな姿を温かなユーモアと人間味あふれる芝居で描く。
振付は西島数博氏、ピアノは阿部篤志氏が担当
振付・ステージングは、フランスの国際バレエコンクールで第1位を受賞し、スターダンサーズ・バレエ団でプリンシパルを務めた西島数博氏が担当する。リーディングドラマならではの演劇性とバレエが癒合した、新たなエンターテインメントを創り上げる。ピアノ演奏は、舞台やミュージカルなど幅広い音楽シーンで活躍する阿部篤志氏。繊細で情感豊かなピアノで俳優の言葉に寄り添い、登場人物たちの心の揺らぎや希望を映し出す。
同公演は、2027年2月26日、27日、28日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、3月3日から7日まで東京・シアターH、3月19日には宮城・電力ホール、3月24日には鹿児島・宝山ホール(鹿児島県文化センター)で上演される。鹿児島公演は、吉田仁人(M!LK)凱旋公演となる。
出演者コメント全文
■吉田仁人(M!LK)
お話をいただいた時は、全身に緊張が走りました。「紫吹さんと風間さんとの3人芝居…!?」光栄ではありますが、初めはどこか試練のようにも感じました。でも、お二方に実際にお会いした時、僕をとても優しく迎えてくださって、すごく安心しました。本当に優しいお二人です。今回の作品には、バレエを通じて年齢の垣根を越えた友情が生まれるという要素もあります。実際に風間さんとは、シムとチェロクのような素敵なバディになれたらいいなと思っています。何歳になっても挑戦することは、本当に素敵なことですし、思いがけないところに人生にとって大切な何かがあるという事を感じられる作品です。ぜひ皆さんにも、見終わったあとに、明日への原動力になる何かを感じていただけたら幸いです。
■紫吹淳
この度、リーディングドラマ『ナビレラ』に出演させていただくことになりました。バレエ団長をはじめ多彩な役どころ、そして物語の語り手を務めさせていただきます。今回ご一緒する風間杜夫さん、吉田仁人さん、お2人とも初共演なのですが、ビジュアル撮影の際も「お久しぶりです!」というようなあたたかい空気感で迎えてくださり、今から本番がとても楽しみです。15歳でバレエと離れ、宝塚の世界に入りましたが3歳から15歳まで長く親しんできたので、バレエにはやはり特別な思い入れがあります。朗読という新たな形で、私の表現の原点でもあるバレエの世界を、皆さまにお届けできることになんだか不思議なご縁を感じております。夢はみるものではなく叶えるもの…その思いはいくつになっても諦めるものではないということ心震えた熱い想いを思い出させてくれるこの作品に込められたメッセージをたくさんの方にお届けできたらうれしいです。
■風間杜夫
脚本を読んだときに、なんとも言えない温かい感情が、深く沸き上がってきた。夢をあきらめないシム、シムと出会って夢を取り戻すチェロク。その姿は、年代も性別も超えて、すべての人への応援歌として心に届くだろう。この年齢になったからこそできる役だと、胸が躍った。いや、待て。ワクワクばかりしている場合ではない。しかし、バレエとは…。シムになりきって、ステップを踏む?いやいや、とてもできそうにはない。ビジュアル撮影の時に、基本のポーズをしただけで、足がつりそうになった。これはまずい。リーディングドラマといっても、かなりの動きが求められるに違いない。シムの夢が叶う片鱗を表すには、レッスンの成果を出さなければいけないかもしれない。風間杜夫、役者人生55年。バレエに挑戦する老人役を全うする夢を、いま密やかに抱いている。
■演出・笹部博司氏
『ナビレラ』を初めて知ったのは韓国ドラマでした。心をつかまれて、すぐに原作コミックを取り寄せ、一気に読みました。ユーモアにあふれ、笑いがふんだんに散りばめられた物語でありながら、「どうしてもバレエをやりたい」というシム老人の揺るぎない思いが、読者を大きな共感と感動へ引き込んでいきます。私は、その魅力をそっくりそのまま舞台にのせたいと思いました。台本は、シムと若きバレエダンサー、チェロクの友情を軸に構成しました。年齢も人生も異なる2人が、バレエという共通の夢を通して、かけがえのない絆を育んでいく。『ナビレラ』とは韓国語で「蝶のように羽ばたく」という意味だそうです。この作品が、夢を追うすべての人の背中をそっと押す、一羽の蝶になれば幸いです。