ジュニアの川崎皇輝(※崎=たつさき)が主演を務めるミュージカル『町田くんの世界』が7日、東京・シアタークリエで開幕した。同日に行われた公開ゲネプロには川崎をはじめ、ヒロイン役の長澤樹、演出のウォーリー木下氏らが出席し、開幕記念コメントを発表した。
『町田くんの世界』とは
原作は安藤ゆき氏による同名漫画。物静かでメガネ、成績は中の下、アナログ人間で不器用、運動神経も見た目通りの主人公・町田一が、周りの人々を変え、みんなから愛されていく新感覚の人間ドラマ。ミュージカル版は2024年に初演され、今回が2年ぶりの再演となる。
川崎は初演でも主人公・町田一を演じ、純粋で誰にでも等しく優しいキャラクターをまっすぐな歌と演技で表現し好評を博した。ヒロインの猪原奈々役も長澤樹が続投する。
川崎皇輝「ここに帰ってきたんだな」
川崎は開幕にあたり、「開幕までのいろいろな瞬間を通して『ここに帰ってきたんだな』と実感しています。例えば、ポスター撮影をした時、歌稽古が始まった時、みんなで振付がそろった時、セットを見た時、そして実際に劇場に入って舞台稽古をした時。その一つひとつで、改めて実感しました」とコメント。
続けて「舞台稽古を終えて、皆さんにこの作品の良さや想いをしっかり届けられそうだなと感じています。実際に稽古を重ねる中で、初演との違いや新しい発見もたくさんありました。きっと、初演をご覧になった方にも、初めてご覧になる方にも楽しんでいただける、素敵な作品になっていると思います」と自信を見せた。
再演ならではの変化については「今回は再演ということで、初演から変わった部分もありますが、それに対応しているキャストの皆さんを見ていて、本当にすごいなと思っています。僕自身はあまり変わっていませんが。たくさんの方に支えていただきながら、最後まで1公演1公演を大切に頑張りたいと思います」と語った。
長澤樹「再演の難しさと向き合った」
ヒロイン役の長澤樹は「皆さまの温かな想いでかなったミュージカル『町田くんの世界』再演が、ついに開幕いたします!この1ヶ月、日々悩み、闘い、切磋琢磨しながら稽古を進めて参りました。再演という難しさを実感しながらも諦めずに向き合い続けた時間の軌跡が、初演からさらに深まった町田くんの世界という形であらわれているかと思います」と述べた。
さらに「この作品が、大切な誰かの幸せを願える作品になりますように。何より楽しめる作品でありますように。1歩足を踏み出してぜひ劇場までお越しください!」と観客を呼びかけた。
ウォーリー木下演出「半径10メートルのミュージカル」
演出のウォーリー木下氏は「再び磨き直されたミュージカル『町田くんの世界』を、ぜひご覧ください。ミュージカルファンの方はもちろんのこと、はじめてミュージカルを観るという方にもおすすめです。大きな事件や、社会を鋭くえぐるようなメッセージはないかもしれないけど、あなたのすぐ隣で起こっている普遍的な出来事が描かれています。半径10メートルのミュージカル。きっとそれが広がっていっていつか地球を包み込むようなものになることを祈って。ピース。」とコメントした。
湖月わたる、吉野圭吾もコメント
湖月わたるは「ミュージカル『町田くんの世界』スタートしたらノンストップ!みんなで心を1つにセットを回し、道具をセッティング。全てがピタッとハマった時の心地良い空気感が堪りません。私は町田くんのお母さん役をはじめ、おばあちゃん、関西弁のみどり、なんと女子高生から街の人まで目まぐるしく演じます。瞬間瞬間を大切に、この温かくキラキラした優しい世界を、お客さまと共有できたら幸せです!」と語った。
吉野圭吾は「この舞台は、最初から最後までバンドも役者も舞台の上にいます。そして舞台セットをみんなの力で回していきます。この舞台セットを世界として、さまざまな人たちが町田くんと出会い感情に変化が起きていきます。世界は回り続けます。町田くんもまた、出会う人たちから真っ白だった自分に新しい色をもらいます。世界は回り続けます。明日はもっと色鮮やかな自分に、世界になりますように。世界を回し続けます。」と作品の魅力を表現した。
公演概要
公演は30日まで東京・シアタークリエで上演。14日午後1時公演では、川崎とウォーリー木下氏によるアフタートークショーも開催される。



