10月15日にスタートするフジテレビ系ドラマ『波うららかに、めおと日和』(毎週木曜22:00~)で、前作で山本舞香が演じた芙美子役を、生田絵梨花が引き継ぐことが発表された。
第1子を出産した山本は「出演したいという気持ちはとても強くありましたが、今回は子どもとの時間を大切にしたい」と続編への出演を辞退。続編では芳森芙美子が小関裕太演じる深見龍之介と結婚し、生田が“深見芙美子”として新たな人生を歩み始める。
生田絵梨花、芙美子役のバトンを受け取る
西香はち氏の同名漫画を原作とする同作は、芳根京子演じる江端なつ美と、本田響矢演じる帝国海軍に勤める夫・瀧昌の初々しい夫婦生活を描くハートフル・昭和ラブコメ。続編では舞台を昭和12年へ移し、前作から歳月を重ね、さらに絆を深めていく2人の“恋の続き”を描く。
生田が演じる芙美子は、瀧昌の同僚・深見龍之介の妻。名家で育った品格と可憐さに加え、高い教養を持ち、タイピストとして活躍していた“モダンガール”だ。海軍士官の妻たちが集う「花筏の会」を通じてなつ美と出会い、今では互いに心を許し合うかけがえのない存在に。前作では山本が芳森芙美子としてなつ美との友情や深見との恋を演じたが、続編では結婚後の“深見芙美子”として、江端夫婦とは一味違う“ふかふみ”夫婦の新婚生活が描かれる。
生田絵梨花「私に務まるだろうか」と率直な胸の内
一視聴者として前作を楽しんでいたという生田は、オファーを受けた際について「まずは本当に驚きました」と告白。多くの視聴者に愛されてきた作品で、すでに山本が作り上げた役を引き継ぐこともあり、「作品も、そして芙美子さんという役もたくさんの方から愛されているからこそ、“私に務まるだろうか”と正直悩んだ部分もありました」と明かす。
そんな生田の背中を押したのが、プライベートでも親交の深い芳根だった。生田は、オファーを受けた後に芳根から連絡をもらったといい、「その時にいろいろな思いを聞いて、“自分にできる限りの力を尽くしたい”と参加を決心いたしました」と振り返っている。
宋ハナP「生田さんのお顔が浮かびました」
宋ハナプロデューサーは、芙美子のキャスティングにあたり、その人物像を改めて考えたという。そこで求めたのが、これまで描いてきた芙美子の「芯の強さ」を守りつつ、その先にある変化まで表現できる俳優だった。宋Pは「原作から大切にしてきた芙美子の芯の強さはそのままに、その奥にある繊細さ、そして妻となったことで生まれる新たな魅力まで表現できる方にお願いしたいと思い、生田さんのお顔が浮かびました」と説明する。
さらに、生田について「ふとした瞬間に感じさせる繊細さ、そして豊かな表現力」に期待。「原作からこれまで大切に育んできた“芙美子らしさ”をしっかりと受け継ぎながら、“深見芙美子”として一歩大人になった彼女の新しい表情も見せてくださるのではないか」と語っている。
生田絵梨花「芙美子さんと一緒に悩み、迷いながら丁寧に」
生田自身も、結婚後の芙美子に新たな魅力を感じている。「芙美子さんは凛としていて意思の強さが印象的」としながら、なつ美に見せるふとしたほほ笑みや、夫・深見と接する中で芽生える感情への戸惑いなど、「心の柔らかい部分がふと漏れ出す瞬間もとても魅力的な女性」と分析する。
これまで一人で強く生きてきたからこそ見せてこなかった本音や弱みが、周囲の人々と出会い、夫婦として暮らしていく中でどう変化していくのか。生田は「私自身も芙美子さんと一緒に悩み、迷いながら丁寧に歩んでいきたいです」と役に向き合う姿勢を語った。
また、すでに多くのキャストやスタッフ、視聴者によって作り上げられた作品に途中から加わることについても、「皆さんが本当に大切に築いてこられた『めおと日和』のステキな空気感を、私自身も深く大切にしながら精いっぱい努めてまいりたい」とコメント。「視聴者の皆さまに“あ、芙美子さんだ”と感じていただけるよう」と、役を引き継ぐことへの意識ものぞかせた。
芳根京子「舞香ちゃんと一緒に築き上げてきた関係性も胸に」
生田と芳根は、TBS系ドラマ『オールドルーキー』以来約4年ぶりの共演。実生活でも親交が深く、芳根は「いくちゃんとはプライベートでも旅行に行くほど大切な友人」と明かす。
偶然にも、続編の台本が届いた日は2人で食事をする約束をしていたそうで、食後に「じゃあ、一緒に読む?」と台本を開いたという。「めくるね?」と言いながら読み進め、キャスト欄に「深見芙美子」と書かれているのを見た瞬間、「2人でキュンとしてしまって(笑)。なかなか次のページがめくれないくらいでした」と振り返る。
一方で芳根は、前作で山本と作り上げたなつ美と芙美子の関係にも言及。「これまで舞香ちゃんと一緒に築き上げてきた、なつ美と芙美子さんの関係性も胸にしっかりと刻み、その想いを大切につないでいきたいと思っています」と、これまでの物語を受け継いでいく思いを語った。
生田も芳根について「信頼する友人で、普段からいろいろな相談に乗ってもらったり救われたりしている存在」といい、同い年ながら劇中では自身のほうがお姉さん的なポジションになることから、「少しでも頼ってもらえるように頑張りたいです」と意気込んでいる。
小関裕太と夫婦役「心から信頼している役者さん」
夫・深見を演じる小関と生田は、ドラマやミュージカルで共演を重ねており、テレビ朝日系ドラマ『素晴らしき哉、先生!』以来約2年ぶりの再共演となる。
小関は「生田さんとは、ミュージカルやドラマでも共演歴があり、さまざまな試練を一緒に越えてきたからこそ、心から信頼している役者さんです」と厚い信頼を寄せ、「今回もどんな撮影になるかとても楽しみです」と期待する。
気心の知れた間柄だけに、「普段は僕がいじられる率が高いので、深見として上手であるために、今から身構えています(笑)」とユーモアを交えてコメント。生田も「一緒のシーンも多く、とても心強く感じています」と夫婦役での共演を喜んでいる。
続編では、なつ美&瀧昌の“瀧なつ”夫婦に加え、新婚の芙美子&深見による“ふかふみ”夫婦も物語の柱に。芳根は台本を生田と一緒に読んだ際、「いくちゃんはなつ美と瀧昌の姿に、私は芙美子さんと深見さんとのうぶな姿に、お互い“キャーキャー”言いながら盛り上がってしまいました(笑)」と明かし、「“瀧なつ”夫婦の“うぶキュン”はもちろん、今回から加わる“ふかふみ”夫婦の初々しさも本当にたまらなくて、一度で二度おいしい仕上がり」とアピールしている。
“瀧なつ”新ビジュアル第2弾も公開
今回の発表にあわせ、芳根演じるなつ美と本田演じる瀧昌の新ビジュアル第2弾も公開された。前回は、そっと背中を寄せ合う江端夫婦の後ろ姿が公開され、「後ろ姿だけでキュンキュンする」「放送が待ちきれない!」「おかえりなさい!」などの反響が寄せられていた。
新ビジュアルでは、舞い散る紅葉の中、あでやかな朱色の新衣装をまとったなつ美と、端正な姿の瀧昌が手を取り合い、晴れやかな表情で正面を見つめる。前作から歳月を重ね、より深く結ばれた夫婦の絆を表現した一枚となっている。
編集部メモ
生田絵梨花は、1997年1月22日生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ出身。2011年に乃木坂46の1期生としてデビューし、21年末に卒業。ミュージカル『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『MEAN GIRLS』などに出演し、17年に岩谷時子賞奨励賞、19年に菊田一夫演劇賞を受賞した。ドラマ『PICU 小児集中治療室』『アンメット ある脳外科医の日記』、NHK連続テレビ小説『風、薫る』などに出演し、俳優・歌手として幅広く活動している。



