俳優の市村正親(77)と渡辺えり(71)が8日、都内で行われたミュージカル『シークレットステージ』製作発表記者会見に登壇。市村は「できるだけ疲れる芝居をしたい」と、脚本を担当した渡辺に伝えていたことを明かした。
半世紀越しの初共演
舞台芸術学院の先輩・後輩として出会って以来、半世紀にわたり「いつか共演を」と願い続けてきた市村と、劇作家・演出家としても活躍する渡辺による念願の完全書き下ろし新作ミュージカル。市村は渡辺に「俺のためにいい本を書いてくれてありがとうね」とユーモアを交えて感謝した。
渡辺は「初めて出会ったのは20歳くらいのときですが、今まで一度も共演したことがない。50年の夢の先にこのミュージカルがある。(市村からすると)ずっと後輩ですから、新人のつもりで頑張りたい」と意気込みを語った。
市村、自ら困難な役を要望
主演の市村から「できるだけ疲れる芝居をしたい。厄介でめんどくさい役を書いてくれ」と言われた渡辺は、市村がずっと出ずっぱりな脚本を書いたという。市村は笑いながら「えりさんの舞台は相当けいこが大変だと聞いている。僕は大変なのが大好き。大変なことをできるということは生きている証。休ませなくてもいいし、セリフも多くていいと伝えた。(今作では)十何役もやる」と明かした。
「でも」と続け、「それを全部自分がやる方が面白いし、こんな役者冥利に尽きる作品はないと思う。どこまでもとことんついていくので、どうぞよろしくお願いします」とエネルギッシュに語った。
物語の舞台とキャスト
物語の舞台は、初日を目前に控えた劇場。主演不在、トラブル続出の窮地の中、残された4人の俳優が20役以上を演じ分けなければならない極限状態。19世紀イギリスの重厚な劇中劇と現代の葛藤が螺旋状に絡み合う、一瞬の隙もない劇的構造に挑む。
会見にはほか、本作に出演する中川晃教、影山優佳、東島京も登壇。影山優佳は元日向坂46のメンバーで、ミュージカル初挑戦となる。
公演スケジュール
同公演は9月9日から24日まで東京建物 ぴあ シアターにて上演。その後、大阪、香川、静岡、宮城で公演を行う予定。



