ロシアによるウクライナ侵略を受け、淡路島に避難したバレエダンサーらで構成される「アワジワールドバレエ」が結成から4年を迎えた。記念の特別公演が22、23日に淡路市岩屋の旧アソンブレホールで開かれる。世界最高峰のダンサー、ウラジーミル・マラーホフさん(58)をゲストに迎え、力強く繊細な踊りで観客に平和への思いを伝える。
プロジェクトの背景と活動
バレエ団は、人材サービス大手のパソナグループによるウクライナ人の避難生活とキャリアを支援するプロジェクトとして2022年に始動した。ロシアやドイツの国立バレエ団などで活躍したバレリーナの針山愛美さん(49)が芸術監督を務める。
現在はウクライナのダンサーら17人が同ホールを拠点に活動。東欧・ラトビアの国立歌劇場で公演を開催したほか、ワークショップやスクールを通じた若手の育成にも力を入れている。
公演内容と出演者
今回の公演は「SOULS FOR PEACE(ソウルズ・フォー・ピース)」と銘打たれている。ウクライナ出身で、ベルリン国立バレエ団の芸術監督など数々の要職を歴任したマラーホフさんが、針山さんと共に「白鳥の湖」の名場面などを披露する。
公演では、ウクライナの伝統舞踊「ホパーク」や、和太鼓奏者との共演で、日本とウクライナの文化を通じたつながりを表現。ドボルザークの「交響曲第9番『新世界より』」にのせた新作では、運命に翻弄されながらも、未来へ向かって力強く歩み続ける人の姿を描く。
20日には通し稽古が行われ、出演者らは引き締まった表情で手順を確認した。結成当初から関わるスベトラーナ・シュリヒテルさん(26)は「美しい踊りを通じて、平和への思いを伝えたり、希望を与えたりしたい」と語った。
公演詳細
振り付けは宝満直也さん。いずれも午後4時開演。チケットは専用のサイトから。問い合わせは旧アソンブレホール(050・3816・3651)。



