Aマッソの加納愛子が、ABEMAオリジナルドラマ『バカンスの法則』(毎週月・水・金曜20時より配信)で連続ドラマ作品での本格的な演技に初挑戦している。橋本環奈やチェ・ジョンヒョプらとの共演を通して感じた俳優のすごさや、東村アキコからかけられた言葉、役作りについて語った。
脚本を読んだときの魅力
まず、脚本を読んだときの感想について、「東村さんの作品のいいところがたくさん詰まっていて、映像化すると聞いたときに、いろいろな場面を思い浮かべられるというか。楽しさが伝わってくる作品だなと思いましたね」と語った。
東村アキコの漫画は普段から読んでいたそうで、「『東京タラレバ娘』と『かくかくしかじか』を読ませてもらっていたので、そのイメージがありました」と話す。
今回は死神のような存在も登場し、少しファンタジー的な設定があることについては、「映像化するにあたって、より面白い演出になってくるのかなと思いました。確かに、ちょっとファンタジーですもんね。そこはファンタジー感があって、どんな感じになるんだろうと思いました」と述べた。
演じる紬はどんなキャラクター?
加納が演じるのは、橋本環奈演じる緑の親友で、ツッコミ気質の占い好きなサブカル女子・紬。映像作品で本格的に演技をするのは初めてだという。「短編映画などに出させてもらったことはあったんですけど、ちゃんとお芝居をするのは初めてでした」と明かす。
撮影については、「演技のことは本当に何も分からないんですけど、(東村さんから)『普段の加納さんの感じで』と言っていただいて、セリフをわざわざ関西弁に直していただいたりもして。寄り添ってもらって、温かく迎え入れてもらいました」と振り返った。
「普段の加納さんの感じで」と言われたことについては、「紬は、みんなのいる場を見て、ちょっとツッコミを入れる役でもあったので、私とすごくかけ離れたキャラクターではなかったと思います。東村さんがイメージした通りになっているかは分からないですけど、私は全く無理なくやらせていただいた感じがありますね」と話す。
占い好きなサブカル女子という役柄については、「私は、そういうところは全くないです。ただ、紬がやっている占いも結構適当というか、タロットを使って楽しんでいる感じなので、ガチガチの洗脳系ではないです」と説明した。
役への入り方については、「特にモデルにした人はいなかったですね。東村さんの作る作品の世界観でイメージして、『このセリフは、あの登場人物のあのセリフの感じかな』と考えることはありましたけど、モデルがどうということではなかったと思います」と語った。
橋本環奈、チェ・ジョンヒョプと共演して
コントと俳優としての演技の違いについては、「演劇の舞台に出演させていただいたときも思ったんですけど、コンビだと、自分がしゃべっていないときは受けの演技になるじゃないですか。だから、第三者としてそこにいるときに何をしていいのか、本当に分からなくて。そこは難しかったですね。皆さんのお芝居を見ながら勉強させてもらったという感じです」と述べた。
共演者については、「皆さん、切り替えがすごいなと思いました。直前まで普通に笑ってふざけた話をしていたのに、お芝居に入った瞬間、ぐっとプロになるというか。その切り替えがすごかったですね」と感嘆する。
橋本とチェ・ジョンヒョプについては、「演技はもちろんですけど、撮影現場での振る舞いも含めて、本当に勉強させていただきました。(お芝居では)お二人とも大先輩なので、制作の方とどう向き合っているのかという姿勢も含めて学ばせていただきましたし、お二人のシーンをモニターで観ていると、本当に美しくて。何もしゃべっていなくても、画面に吸い寄せられるような力強さがあって、やっぱりすごかったですね」と語った。
スタッフとの向き合い方についても、「たくさんの人が関わる作品作りの中で、現場の熱量を一つにまとめることって、誰にでもできることじゃないと思うんです。全員が気持ちよく作品を作れるように、気持ちよく働けるようにという空気作りは、本当にすごいなと思います」と称賛した。
プロフィールと作品情報
加納愛子は1989年2月21日生まれ、大阪府出身。2010年に村上とお笑いコンビ・Aマッソを結成。作家としても活動し、エッセイ『イルカも泳ぐわい。』(筑摩書房)、『行儀は悪いが天気は良い』(新潮社)、小説『これはちゃうか』(河出書房新社)、『かわいないで』(文藝春秋)などを刊行。脚本も手がけるなど創作の幅を広げている。
『バカンスの法則』は、多忙な日々に疲弊した主人公・星野緑(橋本環奈)が、海辺の別荘で過ごす“非日常のバカンス”のなかで、ミステリアスな管理人・西上(チェ・ジョンヒョプ)と出会い、恋に落ち、人生の大切な時間を取り戻していくひと夏の“デトックス・ロマンス”を描く。『海月姫』などのマンガで知られる東村アキコ氏が、原作・脚本・監督を務める。



