スーパーの夏の野菜売り場で、思わず足を止めてしまうレタスが並んでいる。そこにあるのは、タレント・松子デラックスさんの顔が大きくプリントされたレタスだ。関東圏や関西圏の一部スーパーマーケットで、7月下旬から1万個限定で販売されている。
まるで「こっちを見て」と訴えかけているような表情。「えっ、なぜレタスに松子デラックスさん?」と思う人も多いはず。実は、この意外な組み合わせには、夏になると家庭で起きがちな「レタス問題」が関係しているのだ。
レタスを食べ切れない人が65.6%
夏になると「レタスを買ったけれど、最後まで食べ切れない」という悩みが増える。そこに目をつけたのが、味の素とJA全農長野だ。解決策として打ち出したのは、タレントの顔をあしらった「目を引くレタス」だった。
味の素の調査では、夏場にレタスを使い切れず廃棄した経験がある人は65.6%に達した。つまり、多くの人が買ったレタスを食べ切れず、余らせた経験があるということだ。
夏のレタス消費の悩み
レタスといえば、サラダの定番野菜だ。シャキシャキした食感やみずみずしさが魅力で、生で食べる人も多い。一方で、「サラダで食べるもの」というイメージが強く、料理のレパートリーが広がりにくいという一面もある。
調査では、夏場のレタスの食べ方について「サラダ」と答えた人が78.4%に達した。一方で、「傷みやすい」(58.3%)、「使い方のバリエーションが少ない」(46.2%)、「余らせてしまう」(41.7%)といった悩みも多く挙げられた。
松子デラックスがレタスに選ばれた理由
このような背景から、味の素とJA全農長野は、消費者の目を引き、話題になることでレタスの消費促進につなげようと、松子デラックスさんの顔をパッケージに採用した。フィルムに包まれたレタスは、まるで「こっちを見て」と語りかけるようなデザインで、SNSでも拡散されている。
限定1万個での販売だが、このユニークなコラボレーションが夏の食品ロス削減に一役買うか注目される。



