歌舞伎町で40年、眠らない喫茶店「クール」に人が集う理由
歌舞伎町で40年、眠らない喫茶店「クール」の魅力

歌舞伎町のど真ん中で、ほぼ24時間営業を40年続ける「コーヒーショップクール」。そのユニークな存在に迫る。

スタッフの本音

2025年6月から働く鈴木凛彩さんは、当初は怖いイメージを持っていたという。「全身に刺青が入った人とか来るのかなと覚悟していましたが、大学生など意外と普通のお客さんが多かったです。出勤前のホストと姫(お客さん)もよく来ます。ホストも怖いイメージでしたが、礼儀正しい人が多くて印象が変わりました」と語る。

客の職業は学生、社会人、公務員、図書館司書、無職など多岐にわたり、10年間毎日のように訪れる常連もいる。鈴木さんは会計の際に小説を持った客に「それ面白いですか?」と尋ねたところ、その本を貸してくれたという。

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自由な職場環境

同僚は20代が多く、元アイドル、パチプロ、ポーカープレイヤーなど多彩な経歴の持ち主ばかり。服装や髪色、ネイルやピアスも完全自由で、鈴木さんもおしゃれを楽しんでいる。これまでアルバイトが長続きしなかったというが、「楽しいし、スタッフもいい人たちなので続けます」と笑顔を見せる。

店の歴史

現場責任者の島田昌幸さん(約12年勤務)によると、元々は「トゥモロー」というコーヒーチェーンの歌舞伎町店だった。初代マスター(2024年逝去)はトゥモローのエリアマネージャーで、採算が取れなかった歌舞伎町店を1980年代前半に自ら買い取り、「クール」と改名したという。

こうした背景から、業務マニュアルは一切なく、眠らない喫茶店として多くの人々に愛され続けている。

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