「ベジフルナニタベル?」では、今回「空心菜(くうしんさい)」を取り上げます。熱帯アジア原産とされるヒルガオ科の植物で、アサガオやサツマイモの仲間です。ヨウサイ、エンサイ、アサガオのような花を咲かせることからアサガオ菜など、さまざまな呼び方があります。
空心菜の特徴と栄養価
葉には少しヌメリがあり、茎はシャキシャキとした食感でクセがなく、使いやすい葉物野菜です。栄養価が高く、βカロテン、ビタミン、鉄やカリウムなどのミネラルが豊富に含まれ、貧血予防や疲労回復効果が期待できます。
家庭菜園での育て方
プランターでの栽培も可能で、5月頃に種をまき、6月から10月頃まで収穫できます。暑さに強く丈夫で、最高気温が40度に迫るような日でも元気に育ちます。多湿を好むため、朝晩たっぷりの水やりが必須です。茎の途中で切ると脇芽が生えてくるため、収穫しながら長く楽しめます。深さ20センチのプランターで栽培できるので、家庭菜園にも適しています。
選び方と保存方法
購入する際は、葉や茎が鮮やかな緑色で、葉先までピンとしてハリがあるものを選びます。茎の切り口がきれいなものが新鮮です。乾燥に非常に弱く、しなびやすいため、購入後は切り口をぬらしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。日持ちしないので、早めに使い切りましょう。
おすすめレシピ
おすすめの食べ方は「空心菜と厚揚げのレモンニンニク炒め」です。空心菜は茎と葉に分け、4~5センチの長さに切ります。厚揚げ2枚は食べやすい大きさに、ニンニク1~2片はみじん切りにします。フライパンにニンニクとゴマ油を入れて弱火にかけ、香りが出たら厚揚げを入れます。焼き色がついたら空心菜の茎を入れて軽く炒め、葉を加えてさっと炒めたら、鶏がらスープのもと、レモン汁各小さじ1で味付けして完成です。シャキシャキ食感を生かすため、加熱は強火で短時間にします。
さっぱりしていておいしいので、ぜひお試しください。
◇伊藤美穂(いとう・みほ) 日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエプロ。肌荒れに悩んでいた時に、食を見直したことから野菜に関心を持つ。名古屋市中川区出身で、現在は三重県北部に在住し、2児の母として子育てに奮闘中。2016年から名古屋のフリーペーパーで簡単に作れる野菜レシピを連載し、家庭菜園に挑戦しながら、インスタグラムで野菜や果物の魅力を発信している。



