名古屋のひよこ型人気スイーツ「ぴよりん」が平成23年7月の誕生から15年を迎えた。JR名古屋駅構内にはぴよりんの世界観を楽しめるカフェと物販エリアを備えた「ぴよりんヴィレッジ」がオープンし、名古屋市内の運河沿いには巨大な「ぴよりんバルーン」が期間限定で登場している。
名古屋駅で夢の世界観を体感
多くのビジネス客や観光客が行き交う名古屋駅の中央コンコース。その一角にある黄色い外装のショップが人目を引く。6月に誕生したぴよりんヴィレッジだ。ぴよりんのパティシエ「ひより」の夢の中を再現したというコンセプトの店内は、壁にぴよりんが描かれたり、至る所にぬいぐるみが置かれたりしている。
定番のぴよりんだけでなく、ヴィレッジ限定ぴよりん、小倉トースト、かき氷などが楽しめるカフェの予約席は2週間前から受け付けが始まるが、すぐにほぼ満席になる。100種類以上のグッズが並ぶ物販エリアには行列ができるほどで、名古屋の新しい人気スポットとなっている。
生まれるまちをアピール
ぴよりんの製造工房「ぴよりんアトリエ」と併設の販売店舗の最寄り駅である中央線の勝川駅(愛知県春日井市)では、15周年を記念した装飾が改札口付近の壁、柱、天井や自動改札機に施されている。「ぴよりん誕生15年!」のコピーと中央線を走る315系電車のイラストを組み合わせ、同駅がぴよりんが生まれるまちの玄関口であることをアピール。装飾は来年6月末日まで実施の予定だ。
CFで人気の高さ証明
名古屋を訪れた人たちのSNS上で「かわいい」「大きい」「新幹線の車窓から見える」などと評判なのが「ぴよりんバルーン」。6月にオープンした複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」(名古屋市中川区)のメインエントランスに期間限定で設置された高さ7メートルの大型バルーンで、大きさは実物の100万ぴよ(個)分に相当する。
設置費用は目標500万円のクラウドファンディングで支援を募ったところ、約770万円が集まり、ぴよりんの人気の高さを証明した。設置時間は午前10時から午後5時半で、荒天時には展示しない。9月17日まで展示の予定だ。
ぴよりんは愛知県の地元食材「名古屋コーチン」の卵を使ったプリンをババロアで包み、粉末状のスポンジをまとわせてひよこの形にしたスイーツ。令和になるころ、衝撃に弱いぴよりんを崩さずに持ち帰る「ぴよりんチャレンジ」がSNS上で注目され、人気を集めた。累計販売は昨年11月に500万ぴよを達成。令和5年には「ヒト」以外では初めて「名古屋観光特使」の委嘱を受けた。



