日本マクドナルド創業者の藤田田氏は、マクドナルドが世代を問わず人気を集める理由について、味付けだけでなく「意表をつく発想」にあると指摘する。その一例として、マックシェイクの太いストローが挙げられるという。
「マックシェイク」という日本独自の名前
マクドナルドには独自のシェイクという飲み物があり、藤田氏はこれに「マックシェイク」という名前を付けた。アメリカでは「ミルクシェイク」と呼ばれるが、日本では従来の「ミルクセーキ」と混同される恐れがあるため、新しい名前を採用したという。
マックシェイクは「フローティング・アイスクリーム」と呼ばれる液体アイスクリームで、マクドナルドでは太いストローで提供されている。しかし、実際にはストローで吸っても飲みにくく、中にはフタを開けて直接飲みたいと感じる客もいるほどだという。
なぜ飲みにくいのか、科学的な理由
この飲みにくさには科学的な理由がある。人間が口の中にものを吸い込む際、最もおいしいと感じるスピードは「母乳を吸うスピード」だという。母乳は体温と同じ36度で甘くないが、赤ん坊が母乳を飲むのは、その吸うスピードがうまいと感じられるからだとされる。
藤田氏は、神様が赤ちゃんが母乳をうまく飲めるようにスピードに仕掛けをしたとし、マクドナルドはそのスピードを商売に拝借したと説明している。つまり、マックシェイクの太いストローは、誰もが赤ちゃん時代に一瞬戻れるように設計されているというのだ。



