学生時代の昼食や部活帰り、ドライブのお供として親しまれてきたご当地パン。その土地で暮らした人には懐かしい思い出を、訪れた人にはまた食べたいと思わせる安心感を与えてくれる。今回は『ご当地パン大集合』(イカロス出版)から、福岡をはじめ九州で絶大な知名度を誇る「リョーユーパン」の人気商品を紹介する。
九州人の実家の味、リョーユーパン
福岡県大野城市に本社を置くリョーユーパンは、九州で知らない人がいないほどのシェアを誇る。上京してリョーユーパンが売っていないことに衝撃を受ける九州人も少なくないという。大きなコック帽をかぶったキャラクター「リョーちゃん」は、九州人にとって親戚の子どもほど身近な存在だ。南国らしい甘くてボリューミーな菓子パンの種類も豊富にそろう。
世代を超えて愛されるロングセラー
一番人気のロングセラー商品「マンハッタン」は、ふんわりしたパン生地にスライスハムとマヨネーズを挟んだ惣菜パン。1985年発売の懐かしい青春の味として、根強いファンが多い。
「チーズデンマーク」は、デニッシュ生地のパンにチーズ風味のマヨネーズタイプソースを絞って焼き上げた、デンマークと日本のパン文化が融合した個性的な味わいだ。
「てりやきダブルバーガー」は、甘じょっぱいてりやきソースを絡めたハンバーグが2枚も入った、部活帰りの学生にうれしいコスパ抜群のガッツリ系惣菜パン。甘い系では、パンにミルク風味クリームをサンドし、チョコレートでコーティングした「大きか銀チョコ」が、方言を取り入れたネーミングで九州愛を伝える。
復刻版や宮崎発祥の味も
「復刻ブラボン」は、チョコとプレーン生地を巻いたロールケーキ。生地の間に挟んだバニラ風味のクリームは甘さ控えめに仕上げている。
「ビーンズロール」は、赤いんげん豆入りの生地にヨーロッパ産発酵バター入りマーガリンとミルク風味クリームをサンド。三つの味わいのハーモニーが楽しめる。
「じゃりぱんミルク」は、砂糖のジャリジャリ感が特徴の「じゃりパン」で、宮崎発祥の九州ご当地パン。中にはじゃりフィリングがサンドされている。
これらの商品は、九州の食文化として長年愛されてきたご当地パンの数々。食べればホッとする、九州人の実家の味をぜひ味わってほしい。