山形県新庄市を中心とした最上地域の郷土食「くぢら餅」は、もち米粉と米粉に黒糖で味付けした素朴な味わいと、クルミの歯ごたえが特徴です。江戸時代の兵糧が発祥と伝わります。
名前の由来と歴史
「くぢら餅」の名称は、内陸部でよく食べられていた塩漬けのクジラ肉に見た目が似ていたからという説や、「久しく持つ良い」を意味する「久持良」に由来するなど諸説あります。
明治時代には各家庭で桃の節句に作られるようになり、1890年(明治23年)創業の深田菓子舗が商品として販売を開始しました。伝統的な黒糖や味噌に加え、ずんだやチョコなどの新作にも挑戦しており、現在は7種類がそろいます。
味わい方と購入方法
固くなってきた場合は、薄く切ってオーブントースターなどで焼くのがおすすめです。
深田菓子舗の副代表、深田のり子さんは「幼い頃、ひな祭りで近所の子どもたちと、母の作ったくぢら餅を食べました。各家庭で作られていて、最上の人には懐かしい味です。作る人は減っていますが、郷土の味を守り続けていきたいです」と話しています。
お取り寄せは1本972円から、ハーフサイズは540円から(いずれも税込み、送料別)。注文はインスタグラム(@fukada1890)で受け付けています。



