岩手県産若鶏使用のチキン南蛮定食が人気、南部マルシェ・ぞっこん広場のレストラン旬菜
岩手県産若鶏のチキン南蛮定食が人気 南部マルシェ

盛岡市の産直施設「南部マルシェ・ぞっこん広場」内にあるレストラン旬菜で、宮崎県の郷土料理であるチキン南蛮定食(3個入り、税込み1200円)が看板メニューとして人気を集めている。同店では岩手県産の若鶏を使用し、大ぶりの鶏もも肉から立ち上る湯気と、きつね色の衣を覆うたっぷりの自家製タルタルソースが特徴だ。

宮崎出身シェフの思い出が原点

2017年の開業当時、厨房に立っていた九州出身のシェフが、子どもの頃に食べた思い出の味を再現したのが始まり。シェフは退職したが、栄養士の資格を持つ現在の調理主任がレシピを受け継ぎ、味に磨きをかけた。運営会社「ボン・マルシェ」の統括部長、細野竜一さん(48)は「くどくならず、甘ったるくならないバランスを心がけた」と語る。

衣はさっくりとした食感で、身は柔らかくジューシー。タマネギの食感を生かした自家製タルタルソースは濃厚ながら重たさを感じさせず、甘酢が全体の味を引き締める。記者は大学時代を宮崎市で過ごしたが、一口頬張ると当時の記憶がよみがえり、宮崎で親しんだ味わいに思いがけず出会えた。

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地産地消へのこだわり

米や野菜も県産にこだわり、県北から沿岸まで各地の生産者から直接仕入れている。レストランが入る産直施設「南部マルシェ・ぞっこん広場」の売れ残りや規格外の野菜も買い取り、料理に使用。細野さんは「大切に育てられた野菜を無駄にしたくない。生産者にもお客さんにも喜んでもらえる店でありたい」と話す。

施設名の「ぞっこん」は漢字の「底根」が由来で、生産者と来店客が「底の根っこ」でつながるようにとの願いが込められている。

夏に人気急上昇のチキン南蛮

レストランで不動の人気1位はちゃんぽんだが、暑い時期になると熱々のちゃんぽんの注文数はいったん落ち着き、代わりに甘酢でさっぱり食べられるチキン南蛮の人気が跳ね上がるという。夏にこそ食べたくなる一品として、来店客に好評だ。

ちゃんぽんの中でも一番人気は「産直野菜ちゃんぽん」(税込み980円)。キャベツやもやし、ニンジンなど県産野菜がどっさり使われ、県産ブランド豚「早池峰三元豚」とキクラゲも県産。地産地消にこだわり、客からも「野菜の甘みを感じた」「ヘルシー」と大好評だ。

チキン南蛮とちゃんぽんは、盛岡インターチェンジ(IC)から近く、ドライブ途中の昼食にぴったり。九州人にとってのソウルフードを気軽に味わえると、県内外から訪れる客も多い。

店舗情報とアクセス

所在地は盛岡市上厨川野子107。レストラン「旬菜」の営業時間は午前11時~午後2時。産直「ぞっこん広場」は午前9時~午後5時半。定休日はなく、年末年始のみ休業する。店の外では雌のポニー「まる」とも触れ合える。問い合わせは019-613-7805。新メニューや旬の商品などの情報はインスタグラム(@zokkonhiroba)で発信している。

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