イオンのプライベートブランド『トップバリュ』から販売されている格安ウイスキー『SNAZZ』(スナズ)が、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。「貧乏学生が飲むウイスキー」「罰ゲーム用として使える」「焼酎が琥珀色になっただけ」といった酷評がある一方、「この値段でこのクオリティはすごい」「毎晩お世話になっている」「コスパ最高」と擁護する声も少なくない。販売価格は720mlが690円、1.8Lが1647円、2.7Lが2178円、4Lが3187円(すべて税込み)と、一般的な格安ウイスキー(ブラックニッカやトリスなど)よりも安い。
ウイスキー専門誌の辛辣レビュー
このウイスキーが注目を集めるきっかけとなったのは、ウイスキー専門誌による辛口評価だった。現在は販売終了している同製品は、専門家から以下のようなレビューを受けている。
- アロマ:むせかえるアルコール・かんかん照りのアスファルト・ガード下の梅酒サワー・化学実験室。一瞬、学生時代が頭をよぎった。
- フレーバー:アルコールの刺激・冷たいコンクリート・ドクターペッパー・人工的なイチゴシロップ。子ども用咳止め薬。前衛的。
- 総合評価:安くて旨い佳酒は数多ある。それが無理にウイスキーである必要はない。挑戦する勇者を止めはしない。50点
この評価は「ウイスキーという名のスピリッツ」という見出しで紹介され、多くの人の興味を引いた。
35歳独身男性の「前向きぼっち」検証
本連載では、35歳独身の筆者(佐藤大輝、肉体派ライター・ウーバー配達員)が「前向きぼっち」の取り組みを紹介している。今回は「魔王を倒す勇者」になったつもりで、イオンの格安ウイスキーを10種類の飲み方で検証した。
検証した飲み方は以下の通り:ストレート、ロック、水割り、炭酸割り、カナダドライ割り、コーラ割り、レモンソーダ割り、ジンジャーエール割り、トニックウォーター割り、レッドブル割り。
検証結果:ストレートからレッドブルまで
まずストレートで飲んでみると、アルコールの刺激が強く、ウイスキー特有の甘みや樽香はほとんど感じられない。ロックにするとややマイルドになるが、やはり雑味が目立つ。水割りや炭酸割りでは、かえってアルコール感が際立った。
一方、カナダドライやコーラなどの甘い炭酸飲料で割ると、一気に飲みやすくなる。特にカナダドライ割りは「カナダドライ VS コーラ…勝つのはどっち?」というテーマで比較した結果、筆者の個人的な評価ではカナダドライがわずかに勝った。レモンソーダやジンジャーエールも相性が良く、トニックウォーターは苦味が加わり大人の味わいに。レッドブル割りはエネルギーが湧くような感覚で、長時間の作業前に適している。
総合評価とおすすめランキング
筆者は10種類の飲み方すべてを試し、1位から10位までのランキングを発表した。1位はカナダドライ割り、2位はコーラ割り、3位はレモンソーダ割り…と続き、最下位はストレートという結果になった。なお、検証の過程で「イオンのチーズ」との相性も試したところ、☆3.5の評価だった。
筆者は「確かにウイスキーとしてのクオリティは高くないが、この価格帯でこれだけ楽しめるなら十分コスパは良い」と締めくくっている。ブラック企業に2回不当解雇され、小説家を志すも挫折し、今はウーバー配達員として働く35歳独身男性の「前向きぼっち」ライフは、格安ウイスキーとともに続く。



