TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜21:00~)の第15話が23日に放送された。警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)が50億円を受け取り、別班員5人を組織「シンシー」へ引き渡した真意を追う中、自衛隊直轄の非公認組織「別班」に所属する乃木憂助(堺雅人)の前に、バルカ警察の警察官・チンギス(Barslkhagva Batbold)の存在が浮かび上がった。
東条の告白と監視カメラの謎
島根県内の古い家屋へ逃げ込んだ東条翔太(濱田岳)の背後から、乃木の別人格・F(堺雅人/二役)が現れた。恐怖でパニックに陥った東条は「殺さないで」と泣きながら懇願し、粗相までしてしまう。乃木に交代したFは、諜報員で国際テロ組織「テント」の協力者だった新庄浩太郎(竜星涼)の逃亡先をめぐり、東条が野崎のミスリードに協力した理由を追及した。
東条は、過去のサイバー犯罪を暴露すると野崎に脅され、指示に従ったと告白。別班員の拉致については何も知らなかったという。さらに野崎に協力した直後、自宅で不審な信号を検知。盗聴・盗撮対策を徹底した東条さえ見抜けない小型カメラが仕掛けられていた。別班のスーパーコンピューター・AIハヤト(声・高山みなみ)の分析により、カメラは多国籍の民間情報機関「シンシー」が使用する機種だと判明した。
そのうえ、東条の口座には海外から突然1億2600万円が振り込まれる。東条はシンシーの監視を探る作戦へ加わることになった。
チンギスの登場と野崎のメッセージ
野崎が消息不明になって以来、エージェントのドラム(富栄ドラム)は何も食べられずにいた。東京の神田明神へドラムを呼び出した乃木は、野崎がゴルバド共和国にいることを伝える。「世界中の人が野崎さんの敵になっても、僕は味方するよ」とドラム(声・林原めぐみ)は語り、乃木の背中を押した。
乃木はバルカ共和国へ向かい、祈りを捧げるチンギスの姿を確認。チンギスは乃木へ、野崎から預かったメモを手渡した。野崎はチンギスに「何が正義で何が悪か、永久に答えが出ない。π(パイ)のような世界に身を置いている」と語っていたという。メモとその言葉をつなぎ合わせた乃木とFは、そこに隠された意味を探る。
佐野の告白と別班の尋問
別班員5人の命がかかる中、別班の司令・櫻井里美(キムラ緑子)は強硬手段に出ることを決断。東条を使って誘い出された警視庁公安部の部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎)は、別班幹部9人が集まる特別会議で尋問を受けた。乃木から「拉致を実行させたのは野崎です」と告げられた際の佐野の反応は、虚偽の可能性95.8%だった。
一方、乃木が野崎からメッセージを受け取ったと明かすと、佐野は驚きを見せる。それでも東条とは対照的に、別班を前にしても取り乱さない佐野。追及が続く中、佐野はここでの発言が外部へ漏れないことを確認すると、ついに重い口を開く。佐野が語り始めたのは、5年前の野崎。当時、野崎の下で動いていた2人のエージェントの名は…。
飯田Pが明かす撮影秘話
飯田和孝プロデューサーは、第15話の撮影の裏話について「第15話はやはり東条の回ですね。実は、冒頭の拷問シーンが、濱田岳さんのクランクインだったんです。場所は島根県」と語る。「3年ぶりの東条、しかも初日からクライマックスのシーン、どうなるんだろうと思っていたのですが、そこは濱田岳さんという俳優の凄みかもしれません。ドライと呼ばれる正に3年ぶりのリハーサルから、東条の息遣いが蘇ったのです」と振り返った。
さらに「第15話でスパイス的に登場したのがチンギスでしたね。3年前にモンゴルのオーディションで選びVIVANTに出演して以来、彼は本当に日本を愛してくれているんです。そんなチンギスの活躍はもちろん今後訪れます。しかもかなりインパクトのある形で訪れますので、みなさま是非ご期待いただければと思います!」と今後の展開に期待を寄せた。
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