NHKドラマ『団地のふたり』の舞台となった東京都小平市の滝山団地。作中に登場する部屋のモデルは、団地内に実在する1室です。昭和の雰囲気を残すその部屋には、当時のキッチンや呼び出しブザーが今も使われています。
高度経済成長期に開設、3000戸超の「街」
滝山団地は、1968年に賃貸住宅エリア「滝山団地1街区」(現・UR滝山、1096戸)がオープン。翌69年には分譲エリア「2・3街区」(1400戸)、70年には「滝山第2団地」(720戸)が加わり、分譲・賃貸合わせて3000戸を超える一つの「街」となっています。
アクセスは、西武新宿線の高田馬場駅から急行で約25分の花小金井駅(小平市)が最寄りで、そこから路線バスを利用します。西武池袋線の東久留米駅やひばりヶ丘駅、清瀬駅、JR中央線の武蔵小金井駅からのアクセスも可能です。
ドラマの舞台となった分譲エリアと遊具
『団地のふたり』の撮影は主に分譲エリアの「2街区」で行われました。最寄りのバス停「滝山五丁目」から団地へ向かう歩行者用通路やベンチは、作中に頻繁に登場します。敷地内の公園には、主演2人が夕日を眺めるシーンで登場する黄色いすべり台や、太極拳のシーンの背景に映るピンク色の「船」の遊具があります。
実在する部屋がモデル、内部はスタジオで再現
作中の部屋のモデルとなったのは、団地内のとあるお宅です。分譲区画は入居開始から50年以上が経過し、多くが住民によって改装されていますが、この部屋は昭和の雰囲気がそのまま残り、サンウェーブ(現・LIXIL)製のキッチンやガラス扉、昔ながらの「呼び出しブザー」が現役で使われています。
窓やベランダの風景は実際の団地で撮影されましたが、部屋の内部はスタジオに忠実に再現したセットを組んで撮影されたといいます。この部屋は『団地のふたり』だけでなく、『しあわせは食べて寝て待て』のモデルにもなったとのことです。



