TOHJIROこと伊藤智生さん死去、肺がんステージ4で映画完成させ旅立つ
TOHJIROこと伊藤智生さん死去、肺がんステージ4で映画完成

俳優の朝岡実嶺(みれい)が21日、自身のSNSを更新し、夫で映画監督のTOHJIRO(トウジロウ)こと伊藤智生(いとう・ともお)さんが7月17日に死去したと公表した。葬儀は故人の意向により近親者のみで執り行った。

朝岡実嶺がSNSで報告「夫の人生は幸せでした」

朝岡は「夫、TOHJIROこと伊藤智生が、7月17日に旅立ちました。葬儀は故人の意向により、近親者のみで無事に執り行いました」と報告。ありし日の伊藤さんの笑顔の写真を添えた。

「夫の人生は、皆様からの温かい応援と、素晴らしい仲間に恵まれた本当に幸せなものでした。これまで皆様からいただいたたくさんの愛に、心より感謝申し上げます。突然のご報告となり、また限られた形での見送りとなりましたことをご容赦ください。これまで本当にありがとうございました」とつづった。

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肺がんステージ4でも映画完成への執念

伊藤さんは横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)を経て、映画監督として『ゴンドラ』などを発表。また、「Dogma(ドグマ)」を設立し「TOHJIRO監督」として知られた。

肺がんステージ4と診断されながら、実話に基づく夫婦の物語『StageⅣ』を撮影。主治医から撮影を大反対されながらも「何としても最後まで撮り切る」と宣言し、21歳の頃から30年以上にわたり映画への約束を待ち続けた妻・朝岡とともに1本の映画を完成させた。6月29日には緊急試写会が開催されたばかりだった。

遺作『StageⅣ』への思い

伊藤さんは、自身の闘病生活と夫婦の絆を描いた『StageⅣ』に全力を注いだ。朝岡も主演として参加し、完成後すぐに旅立った。関係者によれば、試写会では伊藤さんの姿はなかったが、強い意志で作品を世に送り出したという。

朝岡は「突然のご報告となり、また限られた形での見送りとなりましたことをご容赦ください」と理解を求め、ファンへの感謝を述べた。

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