清水崇監督、海外映画祭でW功労賞受賞 板垣李光人主演『口に関するアンケート』
清水崇監督、海外映画祭でW功労賞 板垣李光人主演作

映画『口に関するアンケート』(7月3日公開)の清水崇監督が、スペインで10月8日から18日に開催される「第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭」で功労賞「Time Machine Award」を受賞することが決定した。さらに、カナダ・モントリオールで7月16日から8月2日に行われる「第30回ファンタジア国際映画祭」でも生涯功労賞を受賞。同一年に世界有数のジャンル映画祭で“W功労賞”を受賞する異例の快挙を達成した。

シッチェス映画祭ディレクターが絶賛

シッチェス映画祭のディレクター、アンヘル・サラ氏は「『口に関するアンケート』の上映招待に加え、権威あるTime Machine Awardを授与できることは非常に特別な栄誉です」とコメント。清水監督のキャリアについて「現代のホラー映画界に多大な影響を与え、Jホラーの世界的な人気拡大と進化の源泉となっています。『呪怨』、『THE JUON/呪怨』、『稀人』、『輪廻』、そして最新作の『口に関するアンケート』など多くの作品を通じて、世界中のジャンルファンの期待を上回るイメージや悪夢を創出し続け、拭い去ることのできない強力なインパクトを与えています」と功績をたたえた。

ファンタジア映画祭でも功労賞

ファンタジア国際映画祭では、『口に関するアンケート』と『八つ墓村』の2作品が招待上映される。アジア部門プログラミング・ディレクターのニコラ・アルシャンボー氏は「30周年という節目に、最高に不気味でジワる面白さを持つ『口に関するアンケート』の上映に合わせ、Career Achievement Awardを授与することは必然」と絶賛している。

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清水監督の喜びのコメント

快挙を受け、清水監督は「世界的な映画祭から2つも同時に功労賞をいただけるとは……バチでも当たらないか心配になるほど光栄です」と喜びをコメント。「『口に関するアンケート』は原作同様、読んだ・観たが最後、触れた人を巻き込むような後味を感じられる作品。カナダやスペインの映画祭を機に、世界中の方を背筋さん共々巻き込めたら本望です」と語った。

板垣李光人、プチョン国際映画祭へ参加

本作がシグネチャー部門に正式出品される「プチョン国際ファンタスティック映画祭」には、実写映画単独初主演を務めた板垣李光人が参加することも決定。韓国をはじめ、東南アジア、ヨーロッパ、オセアニアなど世界各地で上映も決まっており、日本発ホラーへの期待が高まっている。

『口に関するアンケート』作品概要

『口に関するアンケート』は、『近畿地方のある場所について』で知られる背筋氏の同名小説を実写映画化したホラー作品。心霊スポットとして知られる墓地へ肝試しに向かった大学生グループのうち、翌日1人の女子大生が失踪。残された5人の証言から、あの夜に起きた恐るべき真相が明らかになっていく。

原作は手のひらサイズの装丁と全60ページという異色の仕様でも話題を集め、「怖すぎて人に薦められない」「感想を何一つ言えない」とSNSを中心に口コミが拡散。映画には板垣のほか、綱啓永、吉川愛、MOMONA(ME:I)、森愁斗(BUDDiiS)、西山智樹(TAGRIGHT)らが出演する。

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本編冒頭映像も公開

あわせて、本編冒頭映像も公開。「お願い。映画の最後に、アンケートがございます。ご協力下さい」という奇妙な警告文から始まり、画面が暗転して映し出されるのは、不自然なほどクローズアップされた「口元」。板垣演じる翔太が「あの日のこと、全部話しますね」と震える声で証言を始める。そして暗闇のなか、白文字で表示される「翔太」という登場人物の名前。この先鋭的演出は、世界中を恐怖のどん底に突き落とした清水監督の初期の代表作『呪怨』を彷彿とさせる構成となっており、自身の原点へのセルフオマージュともいえる仕上がりとなっている。