弘法大師・空海の生誕1250年を記念する特別展「空海と真言の名宝」(読売新聞社など主催)が14日、東京・上野公園の東京国立博物館で開幕する。空海によって開かれた真言宗の寺院ゆかりの名宝88件(会期中展示替えあり)を展示する。
国宝15件が集結、初期密教彫刻の傑作も
見どころの一つは、京都・安祥寺の国宝「五智如来坐像」。真言密教の本尊・大日如来像を中心とする五つの如来像からなる、初期密教彫刻の傑作だ。ほかにも、空海が密教を学んだ中国・唐から持ち帰ったとされる香川・善通寺の「金銅錫杖頭」や、奈良・朝護孫子寺の日本絵巻史上屈指の作品「信貴山縁起絵巻」(場面替えあり)など、国宝15件が集まる。
開会式では高円宮妃久子さまがテープカット
13日の開会式では、高円宮妃久子さまがテープカットを行い、展示をくまなく鑑賞された。同博物館保存修復チームリーダーの児島大輔さんは「守り続けられてきた寺宝・文化財を見て、真言宗の広がりを知ってほしい」と語った。
会期は9月6日まで、収益の一部は文化財修理に
会期は9月6日まで。同展の収益の一部は「紡ぐプロジェクト」における文化財の修理事業に充てられる。



