俳優の趣里さんが、テレビ朝日系ドラマ「大空港~GATE24~」(木曜午後9時)で、国の境界線となる空港を舞台に、各省庁から集められたメンバーで結成される新ユニット「GATE24」の一員である税関職員・森万智役を演じる。鋭い観察力で「もの」が発するヒントを拾い、真実を導き出す一方、対人コミュニケーション能力はほぼ皆無という独特なキャラクターだ。
「何が変わっているのか」と聞かれても一言では表せない
趣里さんはこれまで「変わっている役」を演じることが多かったが、今作の森万智もチャーミングな笑顔を封印した個性的な役どころ。「ちゃんと会話はするんです。バランスが難しくて、『何が変わっているのか』と言われたら一言で表せないです」と語る。
「ブギウギ」での経験がもたらした成長
俳優として満足がいく仕事ができるのは周囲の支えがあってこそと考える趣里さん。代表作であるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインを演じた経験は大きく、心身ともに成長させてくれたという。撮影の合間にもダンスレッスンや歌稽古が入る過酷なスケジュールの中、人気歌手の半生を約1年間かけて演じることへの責任感やプレッシャーを感じていたが、「みんなで力を合わせて作品を作るんだという気持ちは、より強くなりました。ダメかもと思っても、振り絞って頑張ればなるようになるなと実感しました」と振り返る。
子育てと新たな目標
私生活では昨年9月に第1子の誕生を公表し、現在も子育てに奮闘する日々。「色々経験してきたほうだと思っていましたが、まだ知らない感情があったんだというのをすごく感じました」とほほ笑む。妊娠中にエンターテインメントに心が救われる経験をしたといい、携わる仕事の影響力の大きさを肌で知ったからこそ、「誰かの力に一瞬でもなれたらいいなという気持ちで、楽しく続けたいです」と新たな目標を掲げている。
空港や飛行機での思い出、今後の抱負
空港や飛行機での思い出について、「10代の頃、イギリスに留学していました。飛行機に乗ると寝てしまって、半日以上かかるんですけど、気づいたら『あと30分で着きます』となっていたことがあります」と明かす。趣味については「趣味がなくて。やれそうなものがあったら、取り入れたいです」と話し、最近「いいな」と思ったことを聞かれると、5秒の沈黙の後に「となっちゃうんですよ。やる気あるの自分?って、思います」と苦笑いした。
趣里さんは1990年9月21日生まれ、東京都出身。父が水谷豊さん、母が伊藤蘭さんの俳優一家で育った。映画「生きてるだけで、愛。」「ほかげ」など出演作多数で、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロイン・福来スズ子を演じた。



