集英社「ナツコミ2026」でトラブル多発、転売やルール違反で配布中止の書店も
「ナツコミ2026」トラブル多発、転売で配布中止

集英社は7月1日、全国のフェア参加書店でキャンペーン「夏のコミックスフェア『ナツコミ2026』」を開始した。しかし、フェア開始前から書店配布物の「描き下ろしメタキラカード」が一部フリマアプリに出店され、フェア開始後には各書店でトラブルが多発している。

フェア開始前から転売が横行

「ナツコミ」は、夏休みの時期に多くの集英社の漫画作品と出会う機会を提供するため、2003年から毎年夏に開催されているコミックスフェアで、今年で24回目を迎える。7月1日から8月31日までの2カ月間、全国のフェア参加書店約3400店で、特製「メタキラカード」全22種を配布するほか、特設サイト上で人気作の試し読みキャンペーンと「書店店頭フォトコンテスト」を実施する。

特設サイトで公開されている全国のフェア参加書店では、7月1日より『ONE PIECE』、『カグラバチ』、『SPY×FAMILY』、『キングダム』、『ハニーレモンソーダ』などの人気漫画の描き下ろしイラストを使用した全22種の「メタキラカード」を配布。メタキラカードは片面に光沢のある仕様(H88×W63mm)で、メタリック加工が施された表面に描き下ろしイラストと作者のサインをプリントし、裏面には作品ロゴをレイアウトしている。

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この特典が人気で、フリマアプリでは高値で取引されている。集英社は「描き下ろしメタキラカードが、一部フリマアプリ等において、フェア開始前から出品されていることを確認しております」と報告した。

書店でルール違反や暴言、警察出動も

フェア開始後、各書店で転売目的と見られる客が殺到。今井書店大田店は公式X(旧Twitter)で「ナツコミの特典配布ですが、ルールをお守りいただけないお客様が多くいらっしゃいましたので、急遽特典の配布を中止にいたしました」と説明した。

TSUTAYA南足柄店は「集英社 夏のコミックフェア『ナツコミ』についてお知らせ 追記です。本日、お目当ての特典がもらえず返金の強要、スタッフ、店舗への脅迫まがいの暴言をされた方がおり、警察を呼びました。今後もそのようなことがあれば、警察を呼びます」と報告した。

パルネット東文堂書店栂美木多駅前店は「ナツコミの特典について。並び直しのお客様が多く見られますので、現在メタキラカード『ONE PIECE』のみ配布中止しております」と、ルールを守らない人がいることから一部カードの配布を中止した。

SNSで売り場の混乱が拡散

このほか、店舗に人が殺到したことで売り場が荒れ、コミックスがぐちゃぐちゃになる様子や、棚からコミックスが床に落ちる写真がSNS上に投稿され、書店でトラブルが多発している実態が明らかになっている。

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