池江璃花子、二宮和也に最後のアジア大会へ覚悟「結果を出して終わりたい」
池江璃花子、二宮和也に最後のアジア大会へ覚悟「結果を出して終わりたい」

TBSテレビは9月16日から『アジア大会 愛知・名古屋』を独占生放送しており、TBSスペシャルアンバサダーの二宮和也と、競泳日本代表の池江璃花子選手との対談が実現した。日本での開催は1994年の広島大会以来32年ぶりとなる。

3度目のアジア大会への思い

対談は二宮の「今回の2026年のアジア大会は、池江さんの中でどう位置付けていますか」という質問から始まった。池江選手にとって今大会は2018年ジャカルタ大会、2023年杭州大会に続く3回目の出場。最後になるかもしれない大会への思いを「もしかしたらまだ出ているかもしれないのですが、最後のアジア大会になるかなと思っているので、結果を出して最後終わりたいという気持ちもあります」と語った。

自国開催の意義を問われると「正直、自国開催ということよりも、『アジア大会』という名称の方が自分の気持ち的にはぐっとくるところがあります」と回答。さらに「今回の試合を見て少しでも面白いと思ってもらって、1人1人よく見たら泳ぎも全然違うとか、そういうちょっとしたことも楽しんでいただけたら。私もその雰囲気を楽しめたらいいなと思っています」と話し、二宮は「我々も応援させていただきます」とエールを送った。

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過去2大会の記憶と闘病の日々

2018年ジャカルタ大会では金メダル6個を含む8個のメダルを獲得し大会MVPに輝いたが、本人は「レースが終わって最後の6個目の金メダルを取った直後、応援に来てくれていた家族の顔を見た瞬間に大泣きしてしまって。自分なりにもプレッシャーを感じていたんだなと思いました」と振り返った。

0.1秒を争うレースについては「0.1秒差でも、最後の10メートルくらいで勝ち負けはなんとなくわかるんです。自分の泳いでいる時の余力と、隣の選手の必死感みたいなものが伝わってくる」と独特の感覚を説明。「本当に勝つか負けるかは、実力の問題ではなかったんですよね。実際中国の選手がどう思っていたかはわからないですが、あのレースは気持ちでどちらが勝てるかの試合だったと私は勝手に思っています」と総括した。

一方、前回2023年杭州大会は「恥ずかしい」気持ちだったという。注目度が高まる中、個人種目では50mバタフライで3位のメダル1個にとどまり、「結果、メダル1個、3位。正直それがあの時のベストで、それ以上の結果はなかったと思いますが、あの時はこれだけ注目されていたのに恥ずかしいという気持ちしかなかったです」と述べた。

闘病中は「水泳のことだけを考えていたわけではないですが、考えていなかったわけでもない。2019年の世界選手権を見て、『もし自分が出ていたらメダルを取れていたのかな』と思ったり。泳げない時期は他のアスリートたちが活躍している中で、なぜ自分じゃなきゃいけなかったのかということは考えました。精神的にはきつかったですが、水泳から離れるとか、やめるとかといった考えは全くなかったです」と当時を振り返った。むしろ「泳げるようになった時の方が、正直精神的にきつかった」と明かし、「自分がダントツで1位というのが当たり前でしたが、泳ぎ始めた時、楽に泳いでも勝てるはずなのに、それもできなくて、自分の思うようなタイムが出ないもどかしさがすごくあった。毎日毎日、練習帰りに1人で車を運転しながら、泣きながら家に帰っていました」と語った。

素顔と未来への夢

練習生活について「基本、月・火・水は朝・午後の2部練で、木・金・土は1回。プラスウエイトトレーニングを週2〜4回入れる感じです。休みは基本、日曜日だけです」と説明。学生時代は「プライベートの時間は、学生の時は特になかったです」と明かした。

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オフの過ごし方については「お酒がすごく好きなので、オフの日の前日とかは1人でご飯と一緒に飲んだりしています。ただ、大事な試合の数ヶ月前くらいからはお酒を控えるようにしていて…代表期間中は基本的にお酒禁止なので、終わった瞬間に『お酒飲みたいな』となって、帰りのフライトで選手と乾杯したりします」と話した。

小さい頃の夢は刑事だったそうで、「刑事ドラマやサスペンスが大好きで、警察官ってかっこいいなと思っていて。今でもかっこいいなって思いますし、最近またなってみたいと思い始めたりしています」と明かした。最後に二宮のソロ楽曲「虹」への思いを「涙が出てくるんですよね。勝手に気持ちが幸せになって聞いていると」と語り、「もし自分が結婚できたら、結婚式で流したい」と告白。二宮は「歌いに行きますよ」と応じ、対談は笑顔のうちに幕を閉じた。