モデル、タレント、プロ雀士、Mリーガーに加え、「国士無双LOVE」で歌手デビューも果たした岡田紗佳。複数のフィールドで第一線を走り続ける彼女の強さは、かつて教え込まれた「我慢」から生まれていた。中国で祖母と暮らした幼少期は、決して恵まれた環境ではなく、節約を徹底する生活の中で育ち、言葉が通じず誰とも話せない経験もした。しかし、当時の日々を「全部つながっている」と振り返る。
フォトエッセイ刊行から2年「ベースは変わっていない」
2024年に出版したフォトエッセイ『おかぴーす! 今日も私は運がいい』(KADOKAWA)について、岡田は「みなさんの知らない私が、たくさん詰まっている本です」と語る。刊行から約2年が経過した現在についても「ベースはあまり変わっていないと思います」と話す。
本では、祖母と暮らした幼少期についてもつづられている。祖母はかなりの節約家で、「トイレットペーパーも『2枚まで』と言われたり、電気のつけっぱなしは絶対に駄目、水も一回ずつ止めなさいと言われたりしていた」。そのため、今は「それを全部やらないことが気持ちいい」といい、「冷房をガンガンつけて涼しくするとか、そんなことが大人になって一番のぜいたくだなと感じます」と明かす。
「我慢しかしていない」幼少期の経験がモデル、麻雀にも
厳しい環境から得たものについて、岡田は「我慢することが苦ではなくなりました」と語る。モデルやグラビアの撮影では「ものすごく寒い時に薄着をしたり、暑い時に厚着をしたりします」が、「全然苦ではなかった」といい、モデル時代には編集者から「よく我慢できるね」と驚かれることもあったという。
プロ雀士としても忍耐力は求められるが、「我慢しかしていないですね。4分の3ぐらいはずっと我慢」と明かす。「一局を通して、我慢しかできずに終わることもあります。他の人の攻撃が激しくて、守りに入ったまま終わることもありますから」と語る。
中国で暮らしていた頃は言葉が分からず誰とも話せなかった経験も、現在の仕事につながっている。岡田は「いろいろな経験ができたことで、勉強も進んでできるようになりましたし、青学に入れたことも大きいです。青学に入っていなかったら、たぶんスカウトもされていなかった。そう考えると、全部つながっていますね」と振り返る。
現在の原動力は「負けたくない」
厳しい環境の中で道から外れたいと思ったことはなかったかという問いには、「外れられなかったんじゃないですか。厳しかったので、それすら許されなかった」と答える。「カウントダウンされるのが、すごく嫌い」という変な癖も染みついており、幼い頃に「何秒以内に片付けなさい」と家でカウントダウンばかりされていた影響だと明かす。
現在の原動力については「『負けたくない』に近いです」と語る。「サボらずにやっていきたいですし、怠けたくない。徐々に人にお願いできる立場にもなってきましたが、自分でできることは全部、自分でやっていきたい。麻雀に限らず、努力することを諦めたくないですから」と話し、「経験を重ねると、サボる方法をどんどん覚えていくと思うので、何事もサボらずにやっていきたいです」と力を込めた。



