大泉洋、池井戸作品の魅力語る「痛快で、泣けて、裏切らない」 箱根駅伝ドラマでチーフP役
大泉洋、池井戸作品は「痛快で、泣けて、裏切らない」

俳優の大泉洋さんが、日本テレビ系ドラマ「俺たちの箱根駅伝」(土曜午後9時)で、箱根駅伝中継チームのチーフプロデューサーを演じる。原作は池井戸潤さんの小説で、大泉さんは池井戸作品への出演は2作目となる。

「箱根駅伝は選手の人間ドラマ」

ドラマは、箱根駅伝の古豪・明誠学院大学の陸上競技部の挑戦と、生中継を担う「大日テレビ」の舞台裏という二つの柱で描かれる。大泉さんは中継を担うテレビマンを伊藤沙莉さんとともに演じ、同大の新監督を山下智久さんが演じる。

大泉さんは箱根駅伝の魅力を京都観光になぞらえて「京都で二条城を見る。それだけでも美しいですが、歴史的な背景を知っていると、同じ城でも全く違って見えてくるわけです」と説明。「目の前のレースだけでも面白いですが、走っている大学、選手一人ひとりにどんなエピソードがあるのか。究極的には、箱根駅伝は選手の人間ドラマだと思うんです」と語る。

「実に気持ちの良いセリフを書いてくれます」

池井戸作品の魅力については「日本人が好きな物語を作る。痛快で、泣けて、裏切らない。実に気持ちの良いセリフを書いてくれます」と振り返る。撮影中にも「しっくりこない時」には原作に立ち返るようにしていたという。

演じるにあたり、今年の正月は箱根駅伝中継の現場に密着。ドラマの撮影にも駅伝中継を知るプロデューサー陣が同席していたといい、「押すスイッチ、チェックするモニターなど、細かく話せたので、本当に安心して演じられました」と明かした。

震災後に意識が変わった

国民的タレントとして数多くの大舞台を踏んできた大泉さん。若い頃はやりがいを問われると「自分がやりたいことやってるだけ」と答えていたが、東日本大震災後に意識が変わった。全国でワンマンショーを行ったところ、「久しぶりに何も考えないで笑った」など生の声を聞くことができたからだ。「僕のやることで笑って感動してくれる人がいる。そのために頑張らないと。年を取るごとにそう思うようになってきました」と語る。

インタビューでは「北海道の次に好きな都道府県」を聞かれ、「静岡県でしょうか。本当に食べることが好きなもんですから。名店といわれるような、おいしいと評判のお店が多いんです。滋賀県もいいですよね」と回答。落ち込んだ時の気持ちの持ち直し方については「もう本当に家に帰って家族に会えればいい。一日の終わりには、ただただ家族に会いたいと思っています。今も(笑)。もう、早く帰って家族の顔みたいなあ、って」と話した。

大泉さんは1973年4月3日生まれ、北海道江別市出身。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、北海道テレビのバラエティー番組「水曜どうでしょう」で注目を浴びた。主演映画「探偵はBARにいる」のシリーズ最新作が12月25日に公開予定。