タレントの長嶋一茂さん(60)が11日、金曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』(前8:00)に生出演し、10日に訃報が伝えられた元プロ野球選手の張本勲さんとの思い出を語った。長嶋さんは、張本さんがメジャーリーガーに対して批判的だった背景に、最愛のお姉さんをアメリカで亡くした経験があったと明かした。
父の葬儀での最後の姿
番組では、張本さんの生い立ちや実績・功績をVTRで紹介。VTR明けにMCの羽鳥慎一アナウンサーから振られた長嶋さんは「本当に残念です」と切り出し、「最後にお会いしたのは父の葬儀の時で、ご焼香するときに父の遺影を本当に長くご覧になっていて…家族側の私の方にも顔を少し傾けて、チラっと僕の方をみて、とても寂しそうな、悲しそうな顔を…その時言葉には発しませんでしたけど、それが最後の印象で…」と、父・茂雄さん(2025年6月死去)の葬儀で会ったのが最後だったと述べた。
また「現役時代、張本さんに教わったことありますし、思い出はたくさんあるんですけど」と続け、初めての出会いは張本さんが巨人に移籍した年の納会だったといい、「ビュッフェスタイルだったんですけど、小学5年生だった私に、なぜか食事を持ってきてくれて『一茂食べろよ』『食事はとにかくたくさんしなきゃダメなんだ』って」「とても優しくて。当時小学校5年だったので、(より)でかかった(感じた)。っていうのが僕の思い出です」と振り返った。
メジャー批判の背景にあった家族の悲劇
長嶋さんは「『サンデーモーニング』の時に一時、アメリカに行くメジャーリーガーの方たちのことをよく言っていない時期があって…」と話し出すと、羽鳥アナが「日本のプロ野球の発展が第一と思っている思いから張本さんはそう言ってたんですよね」と補足した。
これに対し長嶋さんは「僕はその思い、考えというのは正しいと思うんですけど、実は今あった(生い立ちを紹介したVTR)みたいに最愛のお姉さんをアメリカによって亡くした。アメリカが大嫌いなんですよね。だからアメリカが大嫌いだから、そこでお金を稼ぐ日本人ってどうなの?というのは側面として持っていたので、反対されていたという時があったんですけど」と、あまり語られてこなかった真意を代弁した。
続けて「僕、それは張本さんの今までの人生の経緯を、最愛のお姉さんを亡くされたということを考えたら、そういう思いでも、僕は全然『あっ、そうなんだな』と思います」と共感を示し、「時代は個を尊重する時代になっていて、『メジャーリーグに行くんだからいいじゃないか』という風潮があったんだけど、張本さんには、それをよしとできないものが、今のVTRにもあったようにあったということなんですよね」と語った。
打撃のすごさを熱弁し悼む
その後も長嶋さんはバットを用いて張本さんの打撃のすごさを熱弁。「思い出は尽きないです…本当に…ご冥福をお祈りいたします」と、その死を悼んだ。



