読売巨人軍の選手・監督として活躍し、野球界に貢献した長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督の歩みを振り返る「長嶋茂雄追悼展 ミスタージャイアンツ 不滅の背番号『3』」(読売新聞社など主催)が20日、大阪市中央区の大阪高島屋で始まった。会場には多くのファンが訪れ、名場面を捉えた写真やゆかりの野球道具などを見て「ミスター」をしのんだ。31日まで。
長嶋さんの野球人生を6章で紹介
長嶋さんは昨年6月に89歳で亡くなった。追悼展は長嶋さんの功績を振り返るため、全国15会場を巡る形で行われており、大阪会場は9か所目。
会場では、長嶋さんの野球人生を全6章に分けて紹介。リーグ優勝時のトロフィーや現役時代のグラブ、2013年に受賞した国民栄誉賞の記念品「金のバット」のほか、躍動感あふれるプレーを記録した写真など140点以上を展示している。
この日、会場では多くの来場者が長嶋さんのユニホームなどに見入っており、昨年11月に東京ドームで開かれたお別れの会にも参加したという兵庫県西宮市の男性(69)は「背番号『3』にずっとあこがれ、甲子園球場で試合があるたびに観戦していた。永遠のヒーローです」と話していた。
午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。入場料は一般1200円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。問い合わせは大阪高島屋(06・6631・1101)へ。追悼展は9月10~21日に京都市下京区の京都高島屋S.C.でも開かれる。
元投手・桑田真澄さんがトークショーで思い出語る
追悼展の関連イベントとして、会場には巨人軍元投手の桑田真澄さん(58)が訪れ、トークショーで「ミスター」との思い出を振り返った。
長嶋さんは1993年に2度目の巨人軍監督に就任し、「3本柱」の一角として活躍していた桑田さんがチームを支えた。同率1位で並んでいた中日との最終戦で勝った方がリーグ優勝となる94年10月8日の「10・8決戦」では、救援登板で試合を締めくくり、胴上げ投手となった。
長嶋さんはこの試合を「国民的行事」と言い、ファンらの注目を集めていた。試合前、桑田さんは長嶋さんから「しびれる場面でいくからな」と言われたという。疲労が蓄積しており不安があったが、「(マウンドから)ベンチでニコニコ笑っている長嶋さんを見て落ち着いた。『信じてるよ。勝つよ』という雰囲気が好投につながった」と振り返った。
会場の写真や展示品を見渡しながら「ファンを大切にしていた。長嶋さんのおかげで今のプロ野球がある」としみじみと語った。



