ミッツ・マングローブ、美輪明宏さんを追悼 楽屋での会話「化け物って答えるのが良い」
ミッツ・マングローブ、美輪明宏さん追悼 楽屋での会話

タレントのミッツ・マングローブ(51)が29日、カンテレ・フジテレビ系『旬感LIVE とれたてっ!』に出演し、28日に訃報が発表された歌手で俳優の美輪明宏さん(91)を偲んだ。番組冒頭で美輪さんの死去が伝えられ、その人柄や功績が紹介された後、ミッツは美輪さんの存在について語った。

「パイオニア中のパイオニア」と称賛

「これはなかなか一言で言い表せない」と前置きしたミッツは、「意識しないようにしても、絶対にやっぱりどこかで意識してしまう、それぐらい大きな偉大な存在」と述べた。さらに「私らみたいな界隈の人間っていうのは、どこかでやっぱり常に美輪明宏って存在があって、リスペクトもあれば、愛情もあれば、歪んだ愛情もある」と複雑な感情を吐露。テレビや舞台の仕事をするようになってからは「美輪さん的なところを目指してしまうと、美輪さんでしかなくなってしまうし、美輪さんを超えられない」と語った。そして「私たちみたいなのって、どんな時代に出てきても、パイオニアって言われるんですけど、パイオニア中のパイオニア」と称賛した。

楽屋での会話を回想

ミッツは美輪さんとの共演時の楽屋での会話を振り返った。美輪さんは「世の中を生き抜くための通行手形は愛だ」とよく語り、「世の中の理解できないものは全部化け物になる。だから、あなたは何者か?って言われたら、化け物って答えるのが良いのよ」と助言したという。ミッツは「会うたびに『あんたちゃんと化け物やってるわね』って言ってもらえるのがうれしかった」としみじみ語った。

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訃報の詳細

美輪さんの訃報は28日、公式サイトで発表された。それによると、美輪さんは6月20日午前9時30分、老衰のため91歳で永眠。この1年は高齢のため仕事をセーブし、約3カ月前に体調を崩してからは自宅で静養していた。最後は「ありがとう」と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じたという。生前したためた直筆メッセージも公開された。

美輪明宏さんの功績

美輪さんは長崎県出身。16歳でプロの歌手となり、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点にクラシック、シャンソン、タンゴ、ラテン、ジャズを歌い注目を集めた。1957年に「メケメケ」が大ヒット。日本におけるシンガーソングライターの元祖として「ヨイトマケの唄」など多数の曲を自作。2012年には77歳でNHK紅白歌合戦に初出場した。俳優としては「演劇実験室天井桟敷」の旗揚げ公演や『黒蜥蜴』『双頭の鷲』などに出演。多方面で活躍した。

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