7人組グループ・Travis Japanの松田元太が主演するテレビ朝日系オシドラサタデー『はだかんぼうたち』(毎週土曜 後11:00)が10月3日からスタートする。“欲望に手足が生えたように”女性たちの間で揺れ動く主人公・鯖崎涼を演じる松田が合同取材に参加。自身が出演し大きく話題を呼んだ同枠『東京タワー』(2024年4月期)スタッフが再結集した今作への思いや、役作りについて語った。
『東京タワー』スタッフ再結集への思い
直木賞作家・江國香織氏の長編小説を実写化。松田演じる主人公の鯖崎はオーダーメイドの靴メーカーに勤務する靴職人兼販売員。屈託のない明るさと人懐っこい性格で、10歳年上の歯科医・筒井桃との都合の良い“恋人もどきの関係”を楽しみながらも、桃の親友で3児の母・堀田響子にも興味を示し、欲望のままに2人の間を揺れ動いていく。
話題となった『東京タワー』スタッフ陣が再集結したことについて、松田は「前回『東京タワー』でお世話になった監督さんを始め、同じチームであることですごくやりやすく、良い環境を整えてくださったことにはもちろん感謝です」とコメント。さらに「『東京タワー』のときもたくさんコミュニケーションを取りながらできて、今回もその時と同じインティマシーコーディネーターさんに入っていただくので、安心しながらも、一緒にちゃんと話し合いながら、丁寧に1個1個作っていけそうだな、と、楽しみです」と語った。
“クズ男”鯖崎涼の役作りへのこだわり
台本を読んだときの印象について、松田は「台本を読んだときは酔いました(笑)」と明かし、「セリフにもあるように、欲望に手足が生えたような鯖崎涼という役を演じるんだなと思いながら、このご時世、こういった作品を地上波で放送しても大丈夫なのかという不安もあるくらい危険な世界観で、でも、やっぱり作品自体がすごく面白いですし、映像化したときに、世間で言われてるような、『クズ男』を、どこまでその視聴者のみなさんに、どれだけ『気持ち悪っ!』と思ってもらえるか、『クズ男』を演じることがすごく楽しみになっています」と語った。
鯖崎への理解について松田は「もちろん、半端じゃないクズだなという。でも、鯖崎は悪いと思っていない。理解はできない行動なのですが、手を差し伸べたくなっちゃったり…。登場人物にどんどん好意を抱いていく姿は、本当に欲望むき出し人間。周りから見たらもちろんクズだけど、鯖崎としてはそうではないというのを、ちゃんと根っこに持ちながら演じたい」と説明。「台本を読むタイミング、自分の精神状態によって、鯖崎への理解の仕方が変わって、また違うふうに見えることがある。そこがすごく面白いし大事に丁寧に演じなければ、と思います」と続けた。
鯖崎の魅力と今作への意気込み
演じる上での“核”となる部分については「女性に対してのリスペクトはもちろんあるし、鯖崎なりの、人に対して“大事にしたいな”という愛情表現がある。わかりそうでわからない。すごく絶妙な、しかも見る人によっても変わるようなものを持っている」と語り、「そこを明確に演じたほうがいいのか、逆に自分もそのラインをずっと探りながら、視聴者の方にも探ってもらおうかなとか、いろんなパターンもすごく考えています」と明かした。
『東京タワー』との共通点については「白黒つけないというかグレーでい続けるとか…やっぱり全体的に美しいなって思います。ドラマすぎない、リアリティもあって、ハラハラドキドキ、ドロドロ…だけど美しい。そういった不思議な世界観は、『東京タワー』でも感じていました」と語った。
鯖崎の魅力について松田は「その人間味がもちろん、職人さんとしてお仕事は一生懸命、真摯に向き合っている顔もあれば、ちょっとニコッとみたいなする顔もあったりして…いろんなギャップ、いろんな表情を持っているところですかね」と分析。「鯖崎のなかでは“この人にはこういう顔をする”と決まってるのかもしれないけど、楽しくて笑っちゃったみたいな自然さも、ストレートに「どうしたの?」と聞くまっすぐさも、周りから見たらどこか可愛いなと思われるような性質を持っているのかな。表情や感情がコロコロ変わる人だからこそ、自分も鯖崎に魅力を感じたし、そういうふうに思ってもらえるように丁寧に演じられたらいいなと思います」と語った。
靴職人という役柄について、松田は「先日、先生のお店や作業されてる場所にお邪魔させていただきました。何もわからない状態で行ったので、職人さんの手、目、空間とか知らない世界がそこにあって、もちろん興奮もしましたし、自分で、どういうふうに演じられるかなというのも考えながら教わりました」と回想。「先生が、劇中で鯖崎が履く靴をオーダーメイドで靴を作ってくださり、足の形にぴったりで、すごく履きやすかったし、一生物だな、と。頂いたときのうれしさをちゃんと作品を通して、届けられたらいいなというふうに思いました」と語った。
仕事への信念については「そこは一緒ですね。“一度きりの人生”。嵐さんの「ワイルド アット ハート」のサビの歌詞のように“1回、1度の人生だな”と、僕も、根っこで思っちゃっています。常に、なにに対しても後悔がないように行動しています」と明かした。
最後に視聴者へのメッセージとして「鯖崎は「クズ男」というわかりやすい言葉で例えられますが、ふわっとしていても、それも正解なんじゃない?みたいな。自分で決めるのも大事だけど、誰かが決めたことに流されてもいい。それに対してダメと思うんだったら、それでもいい。そういう曖昧なものが美しいな、と感じてもらえる作品になったらいいなとは思っています」と語った。



