2016年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町で、復興のシンボルとして親しまれてきた「復興のぼり旗」が改装され、7月7日に除幕式が行われた。こののぼり旗は、人気漫画『ちびまる子ちゃん』の作者であるさくらももこさん(2018年死去)が生前に寄せたイラストを新たにあしらい、地域住民の復興への願いを象徴する存在となっている。
のぼり旗の原画と制作経緯
のぼり旗の原画は、町立広安小学校の当時の児童約700人が描いた色鮮やかな花々や、『ちびまる子ちゃん』の主人公「まる子」などのイラストを、町内在住で書家として活動する荒木由美さん(45)がコラージュして制作したものだ。2018年には原画を10倍の大きさに拡大し、テント生地に印刷して同町馬水の県道沿いに設置された。以来、のぼり旗は地域の復興のシンボルとして親しまれてきた。
改装の背景と新たなデザイン
被災後10年の節目を迎え、色あせたのぼり旗を刷新しようと、荒木さんらが町の補助金などを活用して改装を実施。新たなのぼり旗には、さくらももこさんが生前に寄せたイラストが追加され、より一層華やかなデザインとなった。除幕式でお披露目されたのぼり旗について、荒木さんは「見た人に、晴れやかな気持ちになってもらえれば」と話した。
復興の象徴としての役割
こののぼり旗は、熊本地震からの復興を願う地域住民の思いを体現する存在として、多くの人の目に触れる場所に設置されている。改装により、今後も長く地域のシンボルとして親しまれることが期待される。



