ジャズピアニストで作曲・編曲家の渋谷毅(しぶや・たけし)さんが7月16日に死去した。86歳だった。今年3月に自身のFacebookで体調不良による療養中であることを明らかにしていた。
東京芸術大学在学中からジャズの道へ
東京都出身の渋谷さんは、東京芸術大学在学中からジャズピアニストとして活動を開始。1980年代には「渋谷毅オーケストラ」を率いてビッグバンドジャズに力を注ぎ、日本のジャズシーンに大きな足跡を残した。
「おかあさんといっしょ」で数々の名曲
作曲家・編曲家としても幅広く活躍。NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」では、「こんなこいるかな」「ぼくのミックスジュース」「くじらのとけい」「ちょんまげマーチ」などの人気曲を次々と作曲し、多くの子どもたちに親しまれた。
映画音楽で日本アカデミー賞受賞
映画音楽の分野でも功績を残し、2006年公開の映画「嫌われ松子の一生」では、ガブリエル・ロベルト氏と共同で音楽を手がけ、第30回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した。
渋谷さんの死去は、ジャズ界のみならず、日本の音楽文化にとって大きな損失である。関係者によると、葬儀は近親者のみで執り行われる予定。



