細木数子が紅白歌手島倉千代子から約10億円搾取した全容
細木数子が島倉千代子から約10億円搾取の全容

Netflixドラマが描かなかった細木数子の真実

Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』で、細木数子氏が歌手の島倉千代子氏を騙した様子が描かれている。しかし、実際の被害はドラマ以上に深刻だった。ノンフィクション作家の溝口敦氏は、著書『細木数子 魔女の履歴書』(講談社)に基づき、細木が島倉の心と体を支配し、約10億円を搾取した実態を明かす。

溝口氏によると、細木の描き方はドラマでは腰が引けており、真相はもっと衝撃的だという。細木の後継者である細木かおり氏への配慮があった可能性があると指摘する。

島倉千代子が借金を背負った発端

島倉千代子は非常に男性に弱く、惚れやすい性格だった。巨額の借金の原因は、東京・五反田で「守屋眼科」を営む眼科医・守屋義人に惚れ、いいなりになったことにある。

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1961年、ファンの投げたテープが両目に当たり、島倉は失明寸前の重傷を負った。守屋に治療を相談し、視力を回復したことで、彼を深く信用するようになる。やがて島倉は守屋に男としても惚れ、彼の手形の裏書きまで行う仲になった。当時、島倉は阪神タイガースの選手・藤本勝巳と結婚していたが、守屋を好きになったことで3年後に離婚した。

守屋義人の乱脈経営と蒸発

守屋は山っ気の多い男で、眼科医の傍ら芸能プロダクション「スマ・エンタプライズ」を設立し、島倉をコロムビアレコードから移籍させた。しかし、乱脈経営がたたり倒産し、島倉に行方を明かさず蒸発してしまう。

その結果、債権者たちは島倉に守屋の借金の肩代わりを要求し、新宿コマ劇場に押し寄せた。島倉は楽屋から出られなくなり、以前から親しかったフィクサー・安部正明に電話で助けを求めた。「取立の人が一杯来ている。楽屋から出られない」と訴えたという。

細木数子による搾取の手口

細木は島倉の窮状に付け込み、彼女のギャラ約9億円をネコババした。さらに、タダ働きさせるために嘘をつき、島倉を精神的に支配した。溝口氏によると、細木が得た利益は9億5000万円以上に上る。

ヤクザの総長でさえ、細木の手法にはドン引きしたという。細木は島倉を「地獄」に堕とすかのように搾取し、その支配は凄まじかった。

ドラマの参考文献と現実の乖離

ドラマは溝口氏の著書を参考文献としているが、細木の悪行の全容を描き切れていない。視聴者の間では「本当に細木は島倉を飼い殺しにして数億円を騙し取ったのか」という疑問が多く上がっているが、溝口氏は「事実はドラマ以上に恐ろしい」と断言する。

細木数子による搾取の実態は、芸能界の闇を象徴する事件として、今なお語り継がれている。

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