日向坂46のシングル表題曲を歌う選抜メンバー以外で構成されたアンダーグループ・ひなた坂46(ひらがなひなたざか46)が、10月6日、7日の2日間にわたり、LaLa arena TOKYO-BAYで『18th Single ひなた坂46 LIVE』を開催した。2日目のライブでは、座長を務めた清水理央が「いつか表題曲のセンターに立ちたい」という夢をファンに語った。
開幕からクールなブロックで観客を魅了
開演早々、日向坂46の17thシングル表題曲「Kind of love」のイントロが流れると、客席から歓喜の声が上がった。白と黒のモノトーン衣装を着たメンバーたちが、座長の清水理央を中心に、クールで情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。
続いて、不穏な雷鳴のSEとともに「錆びつかない剣を持て!」へ。鶴崎仁香をセンターに、武術の殺陣を取り入れたアクロバティックなダンスで会場のボルテージを上げた。そのままEDM調の音楽をバックに激しいダンスパフォーマンスを披露し、けやき坂46時代から歌う人気曲「NO WAR in the future 2020」へ。曲中にセンターの下田衣珠季が「まだまだそんなもんじゃねぇよなー! もっとアゲてくぞー!」とあおると、ファンから地鳴りのようなコールが起きた。
最初のMCで、清水は「昨日もすごく盛り上がったのですが、2日目の開幕3曲の時点で、これは絶対昨日を超えられるなってすごく思いました」と語った。
かわいいブロックから大人っぽいブロックへ
開幕3曲の「かっこいいブロック」から一転し、次は「かわいいブロック」へ。ハートの水玉柄ワンピースにチェンジしたメンバーたちが「Am I ready?」をキュートにパフォーマンス。部屋も持ち物もすべてピンクだという大田美月がセンターに立ち、ガーリーな世界観を表現した。蔵盛妃那乃が「ここからは、あまあまふわふわなこの曲で、みーんなをメロメロにしちゃうぞー」と宣言し「What you like!」を歌唱。オリジナルは四期生3人が歌うユニット曲を、12人で賑やかに披露した。
アリーナにY字形に配置された花道に全員が移動し、「ひらがなで恋したい」を披露。ラストは、坂井新奈が大田美月、鶴崎仁香とともに笑顔いっぱいのスリーショットを決めた。
渡辺莉奈の「メンバーのかわいい姿をもっと見たいですよね?」という問いかけとともに「好きになるクレッシェンド」へ。渡辺は普段のクールなキャラクターを封印し、先頭に立って全力アイドルパフォーマンスを見せ、間奏では観客とともにメンバーのニックネームを順にコールした。
再びMCでは、清水が渡辺のパフォーマンスを「かわいかった」と褒めると、渡辺はクールなほほ笑みを浮かべてツンデレぶりを見せた。大田美月は「私たちは皆さんのことだーい好きだから、私たちのこともっともっと好きになって帰ってね」とファンにお願いした。
会場が暗転すると、切ない恋物語を朗読するメンバーたちの声が流れ、「君を覚えてない」へ。ダークブルーのシースルードレスに着替えたメンバーたちが、しなやかなダンスを得意とする宮地すみれを中心に大人っぽい解釈で楽曲を披露。竹内希来里がセンターの「接触と感情」では笑顔を封印し、石塚瑶季をセンターにした「Empty」では力強いダンスパフォーマンスを見せた。
アゲ曲ラッシュと初披露のオリジナル曲
高井俐香の「世界一熱いライブにしましょうか」というアオリとともに「キツネ」へ。メインステージと花道いっぱいにメンバーが広がり、観客をあおった。平尾帆夏の「ここからもーっと声出していくよ、準備はいい?」というあおりから「サラバ サラバ」を明るく弾けるように歌唱。石塚瑶季をセンターに「誰よりも高く跳べ!2020」では、大サビで「ひらがなー、跳べー!」というアオリとともにファンも大ジャンプ。ラストは清水をセンターに「あの娘にグイグイ」で恒例の「グイグイウェーブ」を作った。
VTRでは、清水がメンバーに出した「今回のひなた坂46 どんなチーム?」というお題に対し、清水は「個性爆発だけど、まとまったらすっっっごい最強のチーム!」と回答。ライブ本編最後は、今回のひなた坂46に与えられたオリジナル曲で初披露となる「風にキンモクセイ」を、淡いブルーのワンピース姿で笑顔いっぱいにパフォーマンスした。
アンコールでは、平尾帆夏が「私たちは、この場所で、オリジナルをも超えるぞという強い思いで、みんな同じ気持ちで披露していたんですけれど、伝わりましたでしょうか」とファンに問いかけ、温かい拍手が送られた。これまで全てのひなた坂46楽曲とライブに参加してきた石塚瑶季は「今回のひらがなは黄色」と色で表現しながら「理央ちゃんが座長だったから、太陽みたいに明るくて、金木犀みたいにキラキラしてて、すごい楽しかったんです」と語り、ファンと一緒に清水に「ありがとう」を伝えた。
清水理央、涙のスピーチで夢を宣言
最後に座長の清水が全員を代表して語った。「今、日向坂には、選抜とひらがなという制度があります。どうしても、物事に優劣がついてしまうことで、悔しい気持ちになることもたくさんあります」と切り出し、「私はアイドルとして、いつか表題曲のセンターに立ってみたいという夢があります。もちろん悔しいことばかりだと思うし、努力は報われるとか簡単に言えないことの方が多いと思います。でも、それでも、地道に一歩一歩歩いて、一生懸命努力して、そうしていたら、いつか夢はかなうと信じていたいです」と夢を語った。
さらに「どんなにつらいことがあっても、悔しいことがあっても、歩みを止めることはないです。自分と向き合って、自分がいる場所で自分ができる最大の努力をこれからもずっとし続けたいです」と決意を述べ、「日向坂46がこれからどんな道を歩むのか、まだわからないけれど。いつまでも、自分らしくいることを諦めずに、一人一人が自分らしく輝ける日向坂46であり続けたいです。これから日向坂46が進む道を、おひさまの皆さんと一緒に作って、一緒に歩いて、まだ見ぬ新しい景色にたどり着きたいです」と締めくくった。
最後に「君と生きる」を歌唱してステージを後にしたが、ダブルアンコールが発生。ステージに戻ってきた清水は「みんななら呼んでくれるかなと思ってたんですけど」と笑顔で語り、今思いついたという円陣を披露。本当のラストは再び「風にキンモクセイ」をパフォーマンスし、客席が黄色いサイリウムで埋まる中、ライブは終演した。