ゴスペラーズ、デビュー30周年EP「UNIVER5OUL」で王道ラブソング封印し新たな音楽の輪
ゴスペラーズ30周年EP「UNIVER5OUL」で新境地

ボーカルグループのゴスペラーズが、メジャーデビュー30周年の節目に5曲入りEP「UNIVER5OUL(ユニバーソウル)」(ソニー)をリリースした。リーダーの村上てつやが「王道のラブソングは作らずにやってみようか」と号令をかけ、グループの代名詞ともいえるロマンチックなラブソングから一時離れ、メンバーそれぞれが試行錯誤しながら多彩なジャンルの楽曲に取り組んだ。村上は「ゴスペラーズの音楽の輪を大きくしていきたい」と語り、メンバー共通の思いが詰まった一枚となっている。

安岡優作詞「UNItVERSE」で声のリレー

今作の収録曲の一つ「UNItVERSE」は、安岡優が作詞を手がけ、詩などの意味を持つ「VERSE」という言葉を軸に、5人の声がリレーしていく軽快なリズムが特徴の楽曲だ。安岡が作曲を依頼したYUUKI SANOの手腕が光り、ミュージックビデオではSnow Manの岩本照が振り付けを担当したダンスも披露されている。

小野リサ参加の「Memória」で令和の夏に涼風

「Memória」は、ボサノバ歌手の小野リサが参加し、うだるような暑さの令和の夏に涼しい風を吹かせる一曲。小野とともにメインボーカルを担当した北山陽一は、「小野さんのギターで歌えると思っていなかった。二つ返事でやりますと言ってくださって」と感動を語る。この曲はゴスペラーズの初期の曲「虹」からつながる内容で、古くからのファンには「ニヤニヤが大幅アップする」(酒井雄二)と評されている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「アカペラ音頭」で声優陣とのコラボ実現

「アカペラ音頭」では、メンバーが声優を務めるアニメ「アカペラ侍」で共演した山寺宏一ら豪華声優陣がハモリに参加。提案した村上は「和のテイストで誰もがゴスペラーズの輪に入れる曲となると……音頭かな」と考え、最終的に酒井雄二、北山陽一と役割分担して完成させた。「一緒に収録して声優さんたちの芸の深さに刺激を受けていた。ここまで広がっていって良かった」と満足げに語っている。

8月から35公演の全国ツアーへ

8月からは35公演に及ぶ全国ツアーが予定されている。黒沢薫は「僕らはEPやアルバムを作ってツアーに行っての繰り返し。同じ場所でも一回一回変わってくるし、飽きることはないですね」と述べ、ツアーが生活の一部になっている様子をうかがわせる。30年以上の活動を経て、安岡優は「僕らは声質も得意な音もバラバラ。個性は失われていないけど、できること、引き出しも増えてきた」と成長を実感。「ハーモニーには自分が正しく歌うことも大事だけど、周りの声を聞くことも同じくらい大切。聞く力が成長した」と振り返った。

村上てつや「さらにでっかい輪に」

村上は「今回は応援してくれる人との関係性を、さらにでっかい輪にするという思いを伝えていきたい」と語り、これからもハーモニーの輪を広げていく意欲を示している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ