地震が届けた父のラブレター、曲に 音大大学院生が歌う「好きだよ」
地震が届けた父のラブレターを曲に 音大大学院生が歌う

殺風景な会議室に、少しハスキーな声でバラードが響く。「時を越えて届いた 1通のラブレター 過ぎ去った季節が 巡る巡るココロ巡る」

歌うのは、東京音大大学院生の高橋百佳さん(24)。学生約30人でつくる楽団「J―POP CLASSIC CLUB TOKYO」のリーダーを務める。Jポップを弦楽合奏と歌でカバーし、YouTubeの総再生回数は3600万回を超える人気の楽団だ。

父からの電話がきっかけ

百佳さんが、朝日新聞富山総局を訪ねてきたのは8月。きっかけはその1カ月前、百佳さんの父、克佳さん(66)から総局にかかってきた電話だった。「角谷さんが書いた手紙の記事を、曲にしました」

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手紙の記事――。それは、記者が2025年4月、亡き父が母に送った手紙について書いたものだ。手紙は、24年元日の能登半島地震で大規模半壊した石川県七尾市の実家で見つかった。

半世紀を経て届いたラブレター

約60年前、結婚を控えた父が母に送ったが、実家の壁に埋め込まれていた郵便受けに入らず、壁の隙間に挟まっていた。能登半島地震で外壁が崩れたことで、母が手にすることになった。自衛官だった父が名古屋市の駐屯地から送ったものだ。

記事の後半では、高橋百佳さんが作った曲を歌う動画が見られる。

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