俳優の江藤潤(76)が、映画『おばあちゃんの秘密』(今関あきよし監督)で、女優の竹下景子(65)と約50年ぶりに共演したものの、劇中では一度も顔を合わせることがなかったことを明かし、苦笑いする場面があった。
50年ぶりの共演も「まったく会えず」
4日に東京都内で行われた同作の初日舞台挨拶に、江藤のほか、島田愛梨珠、篠原雅史、大島葉子、利重剛、今関監督が登壇。後半には子役の五十嵐乃々空や廣瀬静江も加わった。
江藤は、竹下が演じる祖母・時子が長年密かに思いを寄せていた男性・宝井役で出演。竹下とは1975年公開の映画『祭りの準備』以来の共演となったが、「50年ぶりに景子ちゃんと会えるかな、と楽しみにしていたけど、まったく会えずに『何だったのかしら?』という思いがありましたね」と劇中での共演がなかったことを打ち明け、苦笑いを見せた。
「なぜ会えるシーンを作ってくれなかった?」
さらに江藤は、「『祭りの準備』は大傑作で、私の映画デビュー作であり、景子ちゃんとの濡れ場もある意欲作だった。それで50年ぶりに会えるかなと思ったのに…なんでその(会える)シーンを作ってくれなかったんですかね?」と今関監督に愚痴をこぼす一幕も。監督が「切なさが欲しかったんですよ」と釈明すると、江藤は「元気にしてました?」と竹下の近況を尋ねるなど、会場の笑いを誘った。
作品を通しての竹下の印象を問われると、江藤は「私も老けましたけど、景子ちゃんも老けたなと…だけど、相変わらず美しい、溌溂とした彼女で良かったなと思います」とコメント。自身の出演については「出番は少ないけど『江藤っていいよね』と観客が思ってくれたら幸せ」と語り、観客から拍手を浴びた。
映画『おばあちゃんの秘密』あらすじ
同作は、新潟県胎内市を舞台に、祖母と孫の時間を超えた交流を描くホームドラマ。亡き祖母・時子の遺言で東京から胎内市にやってきた孫娘・莉莉(島田愛梨珠)が、祖母が夫以外の男性と交わした131通の手紙を発見。両親の不仲に傷ついていた莉莉は、祖母の秘密に戸惑いながらもその足跡をたどり、やがて祖母の本当の秘密が彼女の心を溶かしていく。時子役を竹下景子が演じている。



