高齢者とその家族がモデルとして参加するファッションショーが29日、さいたま市大宮区の複合施設「大宮門街」で開かれた。県内外の17組約50人が思い思いの晴れ着に身を包み、笑顔でランウェーを歩いた。
介護施設運営会社が初企画
このショーは、同区の介護施設運営会社リハプライムが初めて企画した。きっかけは2年前、同社の施設で職業体験中だった当時高校2年の野沢ひなさん(19)が、利用者の女性から「年を取って好きだったミニスカートをはけなくなった」と聞いたことだった。
「年齢を理由におしゃれを諦めてしまうのが悲しかった。楽しく年齢を重ねてほしい」とファッションショーを提案。社員らと準備を重ね、実現した。
2歳から93歳までが登場
ショーには2~93歳が登場した。参加者は、おそろいのTシャツや若い頃に愛用していたドレスなどを着て、家族で手をつなぎランウェーを歩いた。買い物客らも足を止め、温かい拍手を送っていた。
参加者最高齢の同市北区の主婦、本田幸子さん(93)は孫と参加。「着ることはないと思っていた服に再び袖を通し、若い頃を思い出す夢みたいな時間だった」と顔をほころばせた。



