NHKは6日、人気自然番組『ダーウィンが来た!』(総合、毎週日曜後7:30)の制作チームが、日本動物学会が授与する2026年度の「動物学教育賞」に決定したと発表した。2011年に創設された同賞において、テレビ番組が受賞するのは今回が初めてとなる。
20周年を迎えた人気番組
2006年4月に放送を開始した『ダーウィンが来た!』は、今年20周年を迎える。国内外の生きものをテーマに、放送回数は1000回に迫り、取材した海外の国や地域は70以上に及ぶ。日曜夜のゴールデンタイムに放送され、毎回数百万人規模の視聴者に動物学を中心とした生物科学の魅力を伝えてきた。
受賞理由と評価
日本動物学会は受賞理由について、「動物学の普及や教育に多大なる貢献をし、この番組をきっかけに動物学者を志した者も多く、自然や生きものに関わるキャリアを選択した人材を数多く輩出してきたと推察される」と評価。さらに、「近年は、高精度の動画撮影への研究協力、連携を提案する相談ブースを大会期間中に出展するなど、研究者との連携が研究成果(論文執筆)にまで繋がった事例も多く報告されている。特に、信州・上高地でのニホンザルの魚食行動に関する研究連携においては、その成果が国際誌に掲載され、撮影クルーも当該論文の共著者として中心的な役割を果たすなど、教育のみならず、動物学の学術的側面でも多大な貢献をしている。こうした一連の活動は動物学の普及・教育に極めて大きな役割を果たしている」としている。
動物学教育賞の概要
同賞は2011年に創設され、活発な啓蒙活動などを通じて動物学の社会への普及に著しく貢献した個人または団体の功績を顕彰するもの。研究者に限らず、教育や展示、映像など幅広い分野の取り組みが対象となり、動物学の理解促進や次世代育成に寄与する活動が評価される。



