シンガーソングライターのBONNIE PINKが、4日放送の日本テレビ系『THE MUSIC DAY 2026』(13:30~22:54)に出演し、夏の名曲「A Perfect Sky」の制作秘話を明かした。今年のテーマは「音楽の物語」。BONNIE PINKは出演前のインタビューで、同曲がどのように生まれたかを詳しく語った。
真冬に暖房で真夏を演出
「A Perfect Sky」は、20年前にサンスクリーン(日焼け止め)のCM用に書き下ろされた楽曲。最初はサビだけを作り、そこからフル尺を書き足していったという。オファー時には、「夏の女の子のBGMになるような感じで」「海に繰り出す女の子たちがワクワクするような感じがいいんです」といったアイデアが寄せられていた。
作曲したのは真冬だったため、BONNIE PINKは「“真夏感”を自分に憑依させるために家で暖房をガンガンにして『もう夏だ』と自分に言い聞かせて」と回想。先に完成していたCM映像を見ながら、思いつくままにメロディーを繰り返し歌って作っていったという。
“夏ソングのBONNIE PINK”に
それまで“夏ソングのBONNIE PINK”という印象はなかったというが、「A Perfect Sky」は毎年夏になるとラジオなどでかかる機会が多く、BONNIE PINKにとっても大切な曲になった。「BONNIE PINKと言えばあの夏ソングだよね」のように認知されるきっかけになったといい、「それまでの流れを考えた時に、割とイレギュラーな、ありそうでないタイプの曲だったんですけど、『A Perfect Sky』で認知してくださった方が多かったので、ライブでもたくさん歌わせていただいております」と語る。
さらに近年は、当時リアルタイムで聴いていなかった20代前後の世代にも広がっている。サビに振り付けを考えた人たちをきっかけに、TikTokで自然発生的に踊ってみる流れが生まれたそうで、「ダンス入り口で若い世代の方がたくさん知ってくださったみたい」と実感。自身の娘の同級生が、BONNIE PINKを“友達のお母さん”と知らずに、家で曲をかけて踊っていたこともあったという。「時代を超えて夏ソングとして楽しんでいただけているのはすごくありがたいなと思います」と、世代を超えた広がりに感謝した。
蛯原友里の映像とフィット「大きな理由があった」
リリース当時、同曲が多くの人の胸を躍らせた理由について、BONNIE PINKは、CMに出演していた蛯原友里の存在にも触れた。当時大人気だった“エビちゃん”こと蛯原が出演していたことで、20代・30代の女性が特にハマって聴いてくれた印象があるという。楽曲制作時には、蛯原がプールに飛び込むCM映像を何度も見ながら曲を書いたため、「エビちゃんの弾ける感じと曲がすごくフィットした」と振り返る。
また歌詞には、恋愛を楽しみながらも自立している女性像も込められている。CMでは、それまで前髪を下ろすスタイルだった蛯原が、おでこを出してオールバックにし、“かわいいだけではない、かっこいいエビちゃん”を見せるタイミングだった。その映像に合わせるように、「君の胸で泣かない 君に胸焦がさない」という歌詞も生まれたという。「“私は別にあなたがいなくたって平気”みたいな言葉のほうが、そのエビちゃんの映像にハマるなと思って書いたんです」と明かし、「女性だからって可愛いだけじゃなくていいよね」という時代の移り変わりにも合っていたのではないかと語った。
衣装は明るいピンクで「外に出ていこう」
今回の歌唱で感じてほしいことについて、BONNIE PINKは「私も思春期の時に聴いていた音楽って、何歳になっても聴くと瞬間的に気持ちが高揚するんですよね」と話す。「A Perfect Sky」をそのような曲として大切に聴いてくれている人がいればうれしいといい、「ちょっと沈んでいる時とかに、この曲を聴いてすぐに気分が上がってもらえると嬉しいので、夏にとどまらず聴いてもらえたら」と呼びかけた。
この日の衣装は、明るいピンクを選んだという。「ピンクの服で挑もうと思っています。年齢もありますし、すごくいろいろ悩んだんですが、やっぱり、ピンクを着て『外に出ていこう』とレジャーに繰り出したくなるような雰囲気で挑みたいなと思っています」と説明。「これから夏本番が来ると思いますので、その気分に合うような明るいピンクを選びました」と明かした。
デビュー30周年の物語は「旅」
番組テーマ「音楽の物語」にちなみ、デビュー30周年を迎えた自身の活動をどんな物語と捉えるかを聞かれると、BONNIE PINKは「旅」と表現した。キャリアの中で、海外でレコーディングしたり、外国のプロデューサーと仕事をしたりする機会が多かったことから、「“旅”みたいなものがずっと根底にあった」と語る。「移動することでその変化を楽しんだり、行った先の景色を見ながら、またインスピレーションをもらって曲を書いたりということも多かった」というBONNIE PINK。デビューアルバムは日本で録音したが、その直後からスウェーデン、アメリカ・ニューヨーク、イギリスなどへ渡っており、「自分の音楽の背景には常に映像もセットであって、曲を録った場所と景色が同時に思い出されます」と話している。
『THE MUSIC DAY 2026』は、TVerでリアルタイム配信と見逃し配信を実施する。



