アソビシステムは、北米での事業展開を強化するため、米国拠点「ASOBISYSTEM USA」を設立したと発表した。現地のネットワークや事業基盤を活用し、自社の北米展開を進めるとともに、日本のカルチャーおよびエンターテインメントの北米展開支援にも取り組む。
設立の背景と目的
近年、日本発コンテンツの海外展開への期待が高まる中、同社は北米での事業基盤強化に向け、現地ネットワークの構築・拡充や事業開発、マーケティング、パートナー連携などを担う拠点として「ASOBISYSTEM USA」を設立。自社で培ったネットワークや知見、実務機能を活用し、日本発のカルチャー・エンターテインメントの北米展開支援を進めるとしている。
設立の背景について同社は、日本のエンターテインメント産業は高い創造性と独自性を持つ一方、北米市場への展開では、言語や文化の違いに加え、現地ネットワークの構築や流通・販売体制の整備などの課題があると説明。その一方で、これまで所属・関連アーティストの海外展開を通じて北米市場でネットワークや実務知見を蓄積してきた。
アーティストの実績
所属アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅは2013年からこれまでに北米を含む5度のワールドツアーを開催し、新しい学校のリーダーズも2024年に北米13都市を巡るライブツアーを実施。さらに、きゃりーぱみゅぱみゅは2022年、新しい学校のリーダーズは2024年にカリフォルニア州で開催された世界最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival』に出演したほか、ロサンゼルスで開催された日本音楽発信イベント『matsuri ’25: Japanese Music Experience LOS ANGELES』や『Zipangu』などへの出演を通じて、日本発音楽コンテンツの訴求力と市場性を実感してきたとしている。こうした実績を踏まえ、事業機会の広がりや日本発エンターテインメントへの継続的な需要の高まりを受け、今回の設立に至ったとしている。
展開予定の事業
ASOBISYSTEM USAでは、タレントマネジメント事業、音楽制作事業、IP管理事業、海外向けローカライズ支援事業、イベント・企画運営事業、マーケティング/PR構築支援事業、米国企業とのパートナーシップ代理事業、日米サロン事業を展開予定。米国に拠点を持たない企業への現地代理・事業推進支援や、日本のエンターテインメントの海外展開を推進するハブ機能、日米の関係者によるコミュニティ形成、米国企業に向けた日本コンテンツへの窓口機能なども担う。
今後の展望とコメント
今後は、自社の北米における事業展開を強化しながら、現地ネットワークや収益基盤を拡充。その基盤を活用し、日本のエンターテインメント企業やクリエイター、タレント、IPホルダーの北米展開支援拠点としての機能強化を図るほか、日米間の新たな連携や事業機会の創出を目指すとしている。
アソビシステム株式会社代表取締役 中川悠介氏は「私たちは創立以来、日本発のポップカルチャーの可能性を信じて世界への挑戦を続けてきました。きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズの公演、そしてコーチェラでのステージなど、北米でのさまざまな活動を通して、『ジャパニーズ・オリジナルIPは世界に通じる』と確信しました。そしていよいよ現地に拠点を構え、日本発のカルチャーをグローバルエンターテインメントに成長させるべく、北米での挑戦を本格化してまいります」とコメントしている。



