現代美術家の横尾忠則氏(89)が22日、自身のX(旧Twitter)を更新し、救急搬送されたことを明らかにした。横尾氏は「先週だったか、久し振りで、何年振り?いや何ヶ月振りかで救急車に乗せられて病院に搬送された」と投稿。車中のベッドが硬くて背中が痛かったことや、サイレンの音が耳障りだったことにも触れ、「さて何回ぐらい救急車に乗ったかな?」とつづった。
アトリエで異変、自力で歩けず
横尾氏は経緯を詳しく説明。アトリエで帰ろうとしたところ「身体が前に動かない」状態になり、ソファーに倒れるしかなかったという。その後、救急隊が到着し「玄関まで歩けますか?」と尋ねられたが「歩けません」と答え、4人ほどに抱きかかえられながらタンカに乗せられ、救急車へ搬送された。病院ではすぐに心電図検査、続いて採血と点滴を受けたといい、「このパターンは何度か体験して、慣れている」と冷静に報告している。
89歳の第一線アーティスト
横尾氏は1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展を開催後、パリ・ベネチア・サンパウロの世界3大ビエンナーレに招待出品されるなど国際的に活躍。アムステルダム市立美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館など世界各地で個展を開催。2012年には神戸に横尾忠則現代美術館、2013年には香川県豊島に豊島横尾館が開館した。2000年ニューヨークアートディレクターズクラブ殿堂入り、2015年高松宮殿下記念世界文化賞受賞、2023年には文化功労者に選ばれ日本芸術院会員となった。作品はニューヨーク近代美術館や大英博物館など世界の主要美術館に収蔵されている。今回の救急搬送について、横尾氏は冷静に状況を伝えており、現在の容体について詳細は明らかにされていないが、ファンからは早期回復を願う声が多数寄せられている。



