高齢女性アナで注目「天草テレビ」開局25周年、小説多言語化やAI音楽制作にも挑戦
高齢女性アナで注目「天草テレビ」開局25周年、小説多言語化やAI音楽制作にも挑戦

天草のお年寄りをアナウンサーに起用して国内外から注目されたインターネット放送局「天草テレビ」が開局25周年を迎えた。代表の金子寛昭さん(69)はふるさとを軸にした情報発信にこだわり続けている。近年は、自作小説の多言語化やAI(人工知能)を活用した楽曲制作にも挑戦し、発信先を世界各地へ広げている。

高齢女性アナウンサーの体当たりリポート

同局の存在を広く知らしめたのは、高齢女性アナウンサーによる体当たりリポートの数々だ。中には100歳を超えて活動していたメンバーもいる。女性アナたちはにこやかに、取材対象者と会話を弾ませる。

金子さんは島で生まれ育ち、東京の大学に進学。映像プロダクションや芸能事務所で働いた。体調を崩して帰郷し、28歳から天草の地域紙記者としてキリシタン関連の記事などを書いた。約2年間の記者活動で、地方から発信する魅力を知った。

インターネット放送への挑戦

その後、再び関東へ戻り広告会社に勤めたが、「自然豊かな環境で子育てをしたい」と2度目の帰郷。締め切りがなく、次々に情報を更新できるインターネット放送に可能性を感じ、挑戦すると決めた。

半年ほどかけて独学で映像編集などを習得し、数十万円程度で機材をそろえ、2001年に天草テレビを開局した。開局から四半世紀が経ち、金子さんの挑戦は今も続いている。